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吹き抜け住宅に家庭用最強クラスの加湿器(HD-244,FE-KXP23)

概要

鼻、喉やお肌のコンディション維持のため、"加湿"は最も重要です。特に在宅勤務で家にいる時間が長くなると、しっかり加湿したいところ。
私はダイニチのHD-243を購入し、吹き抜けのある住宅で4年ほど使っています。

本記事では、加湿器の選び方や、家庭用最強クラスの現行機種2つ、ダイニチのHD-244(HD2400F)とパナソニックのFE-KXP23の比較結果をまとめます。

長文なのでお急ぎの方は目次から見たい項目にお進みください。

このクラスの加湿器は5~6万円くらいの買い物になります。設置の仕方も含めて楽しみながら検討したいですね。

選び方のポイント

私が重視したポイントは以下です。

  • 1. 加湿性能
  • 2. 給水のしやすさ
  • 3. メンテナンス性

1. 加湿性能

最も重要なポイントです。

  • 体調管理
    私はアレルギー性鼻炎(+花粉症)で、乾燥した空気が超苦手です。すぐ鼻や喉が痛くなります。ケア方法は色々ありますが、とにかく加湿が最優先です。
    そのため、十分な加湿性能のものを選びます。

  • 吹き抜け住宅と加湿量
    私の家には1~2階の吹き抜けがあり、その吹き抜けを含む空間全体が加湿対象です。必要な加湿量は、ダイニチのサイトの計算フォームが参考になります。

    ダイニチの必要加湿量計算フォーム
    ダイニチの必要加湿量計算フォーム

    • このフォームを使うと、真冬(外気条件が東京の1月度の平均)において、室内を温度20℃、湿度60%に保つための加湿量の目安が分かります(JEM1426という規格)。
    • 吹き抜け住宅用の計算フォームではないので、部屋の広さには、加湿対象となる空間の"1階の床面積"+"2階の床面積"+"吹き抜け範囲の面積"の合計を入力します(正確な計算ではないですが容積の概算として)。私の家の場合、40畳くらいです。

    計算してみると、必要な加湿量は"1735ml/h"でした。

    ただし、一部に和室(部屋自体が吸湿しやすい)の空間があったり、2階の吹き抜け部分の天井が2.5mより高かったりするので、必要な加湿量はさらに大きくなります。私は2,000ml/h以上を目安にしています。
    例えばダイニチの加湿器だと、広い空間向けのHD SERIESのラインナップが3種類あり、それぞれ加湿量は1,200ml/h、1,800ml/h、2,400ml/hです(詳細は後述)。

2. 給水のしやすさ

加湿量の大きい機種は、給水タンクの総容量が10Lを超えますが、タンクが大き過ぎると持ち運びに苦労します。

そのため、給水タンクは数L×2つに分かれているものが良いでしょう。

あと、加湿器選びでなく住宅の間取りの話ですが、設置場所の近くに給水できる水道があると便利です。

3. メンテナンス性

加湿器を使うには、定期的に加湿フィルタ(気化フィルタ)のお手入れ等、色々なメンテナンスが必要です。面倒ですが必須です。

実際、これをサボるとフィルタに付着する水アカが増えて加湿性能が悪くなり、フィルタ交換(買い替え)のタイミングも早まってしまいます。

となると、できるだけメンテナンスしやすいものを選びます。長くなるので詳細は、後述のダイニチHD-244とパナソニックFE-KXP23の比較に記載します。

買い方

必要スペック

以下のスペックが条件です。

  • 加湿量 2,000ml/h以上
  • 給水タンク×2
    注意:"タンクが大き過ぎて蛇口から水を注げない"といったことが無いよう、購入前にタンクの大きさや形状の確認を!
  • お手入れが必要な箇所は、細かい部品が少ない、着脱しやすい、洗いやすい

商品探し

私が購入したのはダイニチのHD-243という商品です。
HD-243は1世代前の機種なので、本記事では現行のHD-244について記載します(ほぼ同一スペックのHD-2400Fについては後述)。


(画像:楽天市場)
ダイニチ HD-244
最安値チェック(楽天市場) 最安値チェック(Amazon)

以下、HD-244のスペック補足です。

  • 加湿量2,400ml/h
    • ハイブリッド式(温風気化+気化) ※後述
  • 給水タンクは6L×2
  • お手入れは許容範囲(主観) ※後述

他社製品として、同等の加湿量ではパナソニックのFE-KXP23があります(2,300ml/h)。
スペック比較については後述します。


(画像:楽天市場)
パナソニック FE-KXP23
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HD-243を使ってみて

HD-243(HD-244の1世代前)を4年ほど使用しました。概ね満足しています。

※この加湿器に全面的に頼っているので、かなりのヘビーユーザーです。

  • 使い方

    • 自宅の吹き抜け空間の加湿用です。1階に設置しています(設置方法については後述)。
    • 使用するシーズンは、冬(12月頃)~春(5月頃)の約6か月間です。春先も乾燥がツラいので長期間になります。
    • このシーズンの間は、毎日だいたい16時間程度運転させます(朝~夜は運転)。就寝前に、翌朝に加湿できているよう"8時間後 or 6時間後に運転開始"するよう入タイマーをセットして運転停止する流れです。

  • 効果

    • 加湿効果は、室温21℃くらいのときに、設定湿度50%で湿度40~50%くらいにキープできます。設定湿度60%だと湿度50~60%くらいです。補助的に寝室や居間で小さな加湿器(~1,000ml/h)を使うこともあります。
    • 急ぎで加湿したいときは、一時的に設定湿度を70%にします。
    • ハイブリッド式の利点として、静音性と加湿性能を両立しやすいと感じます。
    • 個人差はありますが、私の鼻、喉のケアにとっては十分な性能です。

  • 悪い点

    • "温風気化式"の動作時はヒーターを使うので、それなりに電気代がかかっていると思います。
    • 一応、ハイブリッド式なので、室内の湿度が低いときはヒーターを使用した"温風気化式"で動作し、設定湿度に近づくと消費電力が少ない"気化式"に切り替わる仕様です。また消費電力を抑えるecoモード("気化式"だけで動作)もあります。
    • 私は静かに使いたいのでずっと静音モードにしています。

詳細

加湿の方式

最近の家庭用加湿器は、気化式か、ハイブリッド式(温風気化式+気化式)のものが多いです。

私は、ハイブリッド式のものを選びました。
急ぎで加湿したいときや、静音性を考慮すると温風気化の機能があった方が良いです。

ダイニチHD-244とパナソニックFE-KXP23の比較

家庭用最強クラスの2機種を比べてみます。

(先に結論)どっちが良い?

私の主観ですが、この記事を書いた時点では、

  • 性能とメンテナンス性で選ぶならHD-244
  • 電気代や交換部品を含めたコスパで選ぶならFE-KXP23

という印象です。

詳細は以下をご覧ください。

ラインナップ

最上位モデルのHD-244とFE-KXP23を詳細に比較しますが、先に双方のシリーズのラインナップを確認しておきます。

ダイニチ HD SERIES パワフルモデル

給水タンク容量が最も大きいシリーズで(6L×2)、十分な加湿性能を確保できます。

機種
HD-154
HD-1500F
HD-184
HD-1800F
HD-244
HD-2400F
最安値チェック
楽天市場
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最大加湿量(標準モード) 1,500mL/h 1,800mL/h 2,400mL/h
最大加湿量(静音モード) 1,200mL/h 1,200mL/h 1,600mL/h
適用床面積(木造和室) 42m2(25畳)まで 50m2(30畳)まで 67m2(40畳)まで
適用床面積(プレハブ洋室) 69m2(42畳)まで 82m2(50畳)まで 110m2(67畳)まで

※「木造和室」は木造住宅、「プレハブ洋室」は気密性の高いプレハブや鉄筋コンクリートマンション等の住宅のことです。

モデル間のスペック差は主に加湿量ですが、静音モード時の最大加湿量の差が大きいです。
静かに動作させつつ加湿性能を確保したい場合には、HD-244のスペックが高いです。

パナソニック 大容量タイプ

こちらも同様の給水タンク容量(6L×2)、加湿性能を確保できます。

ダイニチと異なり、加湿量2,000ml/hのモデルがあります。

機種
FE-KXF15
FE-KXP20
FE-KXP23
最安値チェック
楽天市場
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定格加湿能力 1,500mL/h 2,000mL/h 2,300mL/h
(ターボ時)
適用床面積(木造和室) 42m2(25畳)まで 56m2(34畳)まで 64m2(39畳)まで
適用床面積(プレハブ洋室) 69m2(42畳)まで 92m2(56畳)まで 106m2(64畳)まで

※「木造和室」は木造住宅、「プレハブ洋室」は気密性の高いプレハブや鉄筋コンクリートマンション等の住宅のことです。

こちらも、モデル間のスペック差は主に加湿量です。
"静かモード"というモードがありますが加湿量は不明です(湿度40%を目指すモードのようです)。

続いて、最上位モデルのHD-244とFE-KXP23を詳細に比較していきます。

基本スペック

まずはスペックから。

項目
ダイニチ HD-244
パナソニックFE-KXP23
外観

(画像:楽天市場)
楽天市場Amazon

(画像:楽天市場)
楽天市場Amazon
発売年 2020年 2017年
最安値(2022年11月時点) 4万円台後半 6万円台前半
加湿量 2,400ml/h 2,300ml/h
方式 ハイブリッド式
(温熱気化+気化)
気化式
給水タンク 6L×2 6L×2
適用床面積(木造和室) 67m2(40畳)まで 64m2(39畳)
適用床面積(プレハブ洋室) 110m2(67畳)まで 106m2(64畳)
消費電力(最大) 818W 46W
連続加湿時間 約5.0時間(※1) 約5.2時間(※2)
外形寸法(mm) 410×450×348 560×280(+脚部25)×700
カタチ 立方体に近い(転倒しづらい) 縦長(たぶん転倒注意)
吹き出し 上部 上部
質量 約9.6kg 約16.1kg
運転音(最大値) 48dB 44dB(ターボ時)
運転音(静音時等) 31dB(静音時:最大加湿量1,600ml/h) 34dB(中運転時:定格加湿能力1,500ml/h)
27dB("静かモード"時)
安全装置 転倒自動停止装置、室温異常自動停止装置、等 転倒スイッチ、チャイルドロック、等
メンテナンス (後述します) (後述します)
  • HD-244は、ハイブリッド式の安定した加湿性能があります。
    ハイブリッド式のため、静音モードでもしっかり加湿できます。
    本体価格は若干安いです。

  • FE-KXP23は、加湿量に対して圧倒的に消費電力が低いです。
    気化式でここまでの加湿量は驚きです。
    本体価格は若干高いですが、電気代を含めたコスパを重視すると、FE-KXP23一択でしょう。
    また吹き出し口が高い位置にあり、床置きでも効率よく加湿できそうです。
    ナノイーについてはスルーします。

※1 加湿量は室温20℃、湿度30%の場合(おそらくJEM1426相当)。数パターンのカタログ値のうち最小値を記載しています(おそらく最大加湿性能での運転時)。
※2 JEM1426に基づく、室温20℃ 湿度30%の場合。

メンテナンス

お手入れは色々ありますが、加湿フィルターとその他に分けて記載します。

加湿フィルター
項目
ダイニチ HD-244
パナソニックFE-KXP23
外観

(画像:楽天市場)
楽天市場Amazon

(画像:楽天市場)
楽天市場Amazon
加湿フィルター交換 5シーズン(5年)に1回 10年に1回


ダイニチ HD-244の加湿フィルター

取扱説明書には、5年(5シーズン)に1回と書かれています。
1シーズン6カ月、1日8時間運転の場合です。

抗菌気化フィルター
5シーズンを目安に新しいもの(別売部品)と交換してください(1シーズン6カ月、1日8時間運転、水道水の硬度50mg/L(全国平均)、月に1回クエン酸洗浄した場合)。また、5シーズン以内でも汚れや水アカが落ちにくくなったり、傷みや型くずれがひどいときは交換してください。
交換せずに使用を続けると、雑菌やカビが繁殖し悪臭が発生したり、加湿量の低下や送風音が大きくなる原因になります。なお、水道水の硬度の違いにより寿命が短くなる場合があります。また、クエン酸で洗浄せずに使用を続けると寿命が短くなり、1シーズンに満たなくても交換が必要になる場合があります。
取扱説明書より

抗菌気化フィルターのお手入れ
抗菌気化フィルターのお手入れ

出典:取扱説明書


私は、1シーズンごとに加湿フィルターを交換しています。冬(12月頃)~春(5月頃)の6か月間の使用です。
シーズン中は毎日だいたい16時間程度運転させているので、取扱説明書の前提とはかなり乖離があります。
そのため、フィルターには水アカ?(黄色いカピカピ)が付着しやすく、2週に1回クエン酸洗浄してもシーズン終わりの4,5月頃には加湿性能が落ちてきています。臭いはあまり気になりません。
次シーズンに使い始める際、新品のフィルターにしてしまった方が気分が良いので、シーズンごとに交換しています。
使用環境や水道水にもよると思います。

交換用の加湿フィルター(H060519)は本体価格 4,000円(税抜)です。 実売価格で3,000円くらいのようです。


(画像:楽天市場)
ダイニチ 交換用の加湿フィルター(H060519)
楽天市場 Amazon

互換品も売られていますが、純正品が良いでしょう。
加湿フィルターは消耗品ですが、間違いなく加湿器のコアパーツです。
互換品自体が激安という訳でもなく、加湿器本体が高価であることも考えると、純正品が無難だと思います。

パナソニック FE-KXP23の加湿フィルター

取扱説明書には、約10年に1回と書かれています。
1日8時間運転の場合です。

加湿フィルター交換の目安
約10年に1回です。(1日8時間運転で定期的なお手入れをした場合) 交換の目安は、加湿量が約半分に落ちるまでの期間です。
ただし、水質やご使用状況によっても寿命が変わるため、次の場合は交換してください。
・お手入れしても、ニオイが取れない。 ・タンクの水が、減らない。 ・傷みがひどい。 ・縮みがひどい。
取り扱い説明書より

加湿フィルターのお手入れ
加湿フィルターのお手入れ

出典:取扱説明書


使ったことが無いので実際どうなのか分かりませんが、カタログ値としてはHD-244より長いです。
フィルターが汚れる原理は同じはずですが、フィルターに水アカが付着しづらいようになっているのなら、長持ちするでしょう。
気になります。

交換用フィルター(FE-ZPE23)はメーカー希望小売価格 7,500円(税抜)です。 実売価格で6,000円台のようです。


(画像:楽天市場)
パナソニック 交換用の加湿フィルター(FE-ZPE23)
楽天市場 Amazon

互換品は見当たりませんでした。
(本当にあまり交換が要らなくて需要が少ないのかもしれません)

その他のお手入れ
項目
ダイニチ HD-244
パナソニックFE-KXP23
外観

(画像:楽天市場)
楽天市場Amazon

(画像:楽天市場)
楽天市場Amazon
お手入れの要る部品 ・給水タンク
・吸気口/フィルター
・加湿フィルター
・トレイ仕切板
・給水タンク
・吸気口/フィルター
・加湿フィルター
・トレイ(給水時)
・除菌防カビユニット
・ポンプセット
・水受皿
交換部品 ・加湿フィルター
・抗菌エアフィルター
・タンクのキャップ
 (Ag+抗菌アタッチメント)
・カンタン取替えトレイカバー
・加湿フィルター
・交換用除菌剤
・プレフィルター

※比較しやすいよう、部品の名称を一部、一般的なものに統一しています。
※お手入れ時に使用するクエン酸は市販品で大丈夫です(取扱説明書に記載あり)。

  • HD-244は、"お手入れの手間を減らそう"という姿勢を(私は)感じます。
    1世代前のHD-243ではトレイを洗う必要があったのですが、HD-244からは"カンタン取替えトレイカバー"を使えばそれが不要になりました。
    ("カンタン取替えトレイカバー"は使わなくても良いですが、その場合にはトレイの水洗いが必要です)

    参考までに別売部品は以下です。

HD-244の別売部品
HD-244の別売部品

出典:取扱説明書


  • FE-KXP23は、HD-244と比較するとお手入れの必要な部品が多いです。
    交換部品の寿命がやや長いものの、このお手入れの手間は気になります。
    縦長の構造のせいか、ポンプや水受皿といった部品のお手入れも要るようです。

    参考までに別売品は以下です。

FE-KXP23の別売品
FE-KXP23の別売品

出典:取扱説明書


"トレイ仕切板"、"カンタン取替えトレイカバー"については、以下の記事に記載してあります。

happy-nap.hatenablog.com

ダイニチHD-244とHD-2400Fの違い

HD-244とほぼ同一スペックのHD-2400Fという機種があります。
販路等の違いにより型番が分かれているようですが、少しだけスペック差があります。

  • HD-244 家電量販店モデル
    • "トレイ仕切板"あり
    • "カンタン取替えトレイカバー"に対応


  • HD-2400F ホームセンター・一般販売店モデル
    HD-244との違いは以下です。
    • "トレイ仕切板"無し
    • "カンタン取替えトレイカバー"に未対応

HD-244とHD-2400Fの違い
HD-244とHD-2400Fの違い

出典:ダイニチの比較ページ


"トレイ仕切板"、"カンタン取替えトレイカバー"については、以下の記事に記載してあります。

happy-nap.hatenablog.com

加湿器の設置場所

吹き抜けがある場合、1階か2階のどちらに置く?

吹き抜けがあると、1階と2階のどちらに設置するか迷うところです。

1階と2階、どちらに置く?
1階と2階、どちらに置く?

個人的には、以下のポイントを考慮できていれば、1階と2階のどちらに置いても加湿効果に大きな違いは無いと思います。

ただし、1階を重点的に加湿したい場合は、1階に置くのがお勧めです。2階に置くと、エアフローの工夫により吹き抜け空間全体を加湿することはできても、1階を重点的に加湿することは難しいでしょう(加湿した空気の拡散や、湿度の高い空気の上昇)。

加湿器を設置する際のポイント

  • 基本的なポイント
    ダイニチの解説ページが分かりやすく、参考になります。

  • 加湿したい場所の近くに置く
    加湿した空気は拡散、移動するものの、やはり加湿器の近くは湿度を保ちやすいです。

  • 静かにしたい場所の遠くに置く
    加湿器はどうしても音がします。
    うるさくて加湿したい場所の近くに置けない場合は、エアフローを工夫しましょう。

  • 空気を循環させる(エアフロー)
    加湿した空気が、加湿したい場所に届くよう、エアフローを作りましょう。
    加湿器の性能を最大限発揮できます。
    吹き抜け住宅であれば、天井にシーリングファンがあるケースが多いでしょう。冬は上向き(逆回転)の運転が良いです。
    その他、エアコンやサーキュレーターの風を効果的に使いましょう。

  • 給水しやすい場所に置く
    真冬に暖房の効いた空間を加湿し続ける場合、給水タンクが10L以上の加湿器でも1日2回は給水が必要です。
    近くに水道がある場所を選びましょう。

  • 除湿器の近くで使わない
    半分冗談ですが、書いておきます。
    "加湿"と"除湿"は真逆の機能なので、加湿器と除湿器を同じ空間で使うとお互いの仕事を打ち消し合います。エネルギー保存の法則が覆るのではないかと思うくらいです(覆りませんが)。
    例えば、除湿器を使うような空間(洗濯物を部屋干しするサンルーム等)と、加湿対象の空間は隔離しましょう。

  • 温湿度計による評価
    温湿度計を設置すれば、狙ったとおりに効果が出たかを数値で評価できます。
    ポイントは、同じ機種を複数台購入することです。さらに同じ機種でも個体差があるので、入れ替えながらデータを取れば評価精度をアップできます。

加湿器の設置に関連する原理(理科、物理)

基本的な物理法則をまとめておきます。

  • 空気が上下のどちらに動くか

    • 暖かい空気:↑上に
    • 湿度の高い空気(水蒸気を多く含む):↑上に
    • 冷たい空気:↓下に
    • 水滴(液化した水):↓下に (これは空気ではありません)

  • エアフローの重要性

    意外と、湿度の高い空気は上に移動します(分子量としては水より空気(の平均)の方が軽いため)。
    天井を加湿しても仕方ないので、空気を循環させましょう。

    結露するのは、その付近の気温が冷たいからです。
    断熱、暖房の見直し、あるいはやはり空気を循環させましょう。

    当たり前ですが、屋内では雲ができるときのような断熱膨張は起きないので、天井付近の水蒸気が雨になって降ってくることはありません。
    ですので繰り返しになりますが、空気を循環させましょう。

加湿器以外の乾燥対策

家庭用最強クラスと言っても、加湿器1台を置いただけで全てを解決することはできません。節電も兼ねて以下の対策を組み合わせましょう。

  • 洗濯物の室内干し
    簡単で効果的です。

  • マスク着用(鼻、喉ケア)
    これも簡単で効果的です。
    室内用のマスクは、繰り返し洗って使える布タイプでも良いでしょう。

  • ドライノーズスプレー、鼻うがい(鼻、喉ケア)
    手ごろな市販品で、ピンポイントに鼻、喉をケアできます。
    少しマニアック?かもしれませんが、症状に悩んでいる方にはお勧めです。

  • 補助的な加湿器の設置
    メイン加湿器とは別に、小さな加湿器(~1,000ml/h程度)を置くのも良いです。
    寝室やリビングを重点的に加湿したい場合等に便利です。

  • きちんと通院
    鼻、喉の症状が気になる方は耳鼻科を受診しましょう。
    症状に合った処方や、吸入等による処置を受けられます。
    お肌の症状がひどければ皮膚科です。

  • (やってはいけません)換気システムの一部オフ
    2003年の改正建築基準法にて24時間換気が義務付けられ、屋内の空気が1時間に半分以上のペースで屋外の空気と入れ替わるようになっています。
    この換気システムの一部をオフにすると、加湿した空気が屋外に排出されにくくなります。
    しかし、換気量が減ると汚染物質が溜まり健康に害が及ぶケースや、結露が発生しやすくなるケースもあります。CO2濃度にも要注意です。
    換気システムはオフにしないようにしましょう。
    寒い空気が入ってくるのが気になる方は、熱交換タイプの換気システムを検討しましょう。

余談

その他、気になる機器

水道直結可能な業務用加湿器

加湿器を水道に直結することにより、給水が不要になるタイプのものもあります。

業務用なので個人での購入は難しいです。事務所や工場に設置できるタイプです。

個人的な興味で調べてみたときのメモを別記事にまとめてあります。

happy-nap.hatenablog.com

熱交換タイプの換気

家庭用でも、熱交換タイプの換気扇があるようです(全熱交換器等)。

湿度を維持しながら換気できる全熱交換器は、加湿器を効率的に使うことができます。

happy-nap.hatenablog.com

次に買う加湿器は…

  • 次はパナソニックFE-KXP23の後継機種あたりを使ってみたいです(メーカー様よりモニターのお誘いをお待ちしています)。

参考

  • 本記事は、Icons8のアイコンを使用しています(Icons by Icons8)。

happy-nap.hatenablog.com