概要
ポイ活には、いつでも使えるよう準備してこそ効果のあるツールがたくさんありますね。
○○ペイ (コード決済) もその1つ。
使う可能性がある○○ペイは装備を整えておきたいところです。
本記事では、ポイ活に役立つツールのうち、大手系の○○ペイの準備についてまとめます。
(ウォレットやプリカ、電子マネー寄りのものは別記事にまとめます)
よろしければスキマ時間があるときに少しずつご覧いただき、ポイ活装備を整えましょう。
注意
本記事の内容は個人的な調査結果や経験に基づいたものです。
正確な情報や最新の情報については、当該組織の公式Webサイト等をご確認ください。
本記事で紹介する○○ペイ
本記事では、ポイ活に役立つツールのうち、以下の○○ペイについてまとめます。
あくまで私の主観ですが、各○○ペイの特徴を俯瞰するための参考になればと思います。
○○ペイ | コード決済 (対応店舗) |
高還元ルート のハブ |
共通 ポイントサービス |
その経済圏民 向け |
その他 |
---|---|---|---|---|---|
PayPay | ● | ● | |||
LINE Pay | ●(※1) | ●(※1) | |||
楽天ペイ | ● | ● | ● | ||
au PAY | ● | ● | |||
メルペイ | ●(※2) | ||||
d払い | ● | ||||
ファミペイ | ● |
●は、必然性やメリットがある使い方だと思うものです (私の主観)。
(※1) PayPayの代わりや、三井住友カードユーザにオススメ (詳細は後述)
(※2) メルカリの売上金をビットコインに投入するのは面白いかも (詳細は後述)
○○ペイは取捨選択を
全ての○○ペイを使い分けできたらすごいと思いますが、とても疲れそうです。
自分に合ったものを使いましょう。
○○ペイとは
本記事では、いくつかのスマホ決済サービスをまとめて、"○○ペイ" と表現しています。
コード決済+α
主に、支払い時にバーコード (QRコード含む) を使用する "コード決済" に対応したスマホ決済アプリをご紹介します。
また、お店での支払い以外に、個人間での送金機能や、ポイントサービスや投資の機能等が使えるものもあり、利用者にとって身近なツールでありながら、FinTechが凝縮された分野とも言えるでしょう。
※各アプリごとに、ウォレット、プリカ、電子マネーという明確な区別をするのも難しいので、私の感覚で分類しています。
普及が進むコード決済
出典:2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました (METI/経済産業省)
ここ数年間で、キャッシュレス決済の中でも、コード決済の決済高は増えています。
2022年、コード決済の決済高は7.9兆円でした。
それだけ、○○ペイがよく使われているということです。
各○○ペイのシェア等
決済サービスのSquareのWebサイトに、各コード決済の使える場所や利用者数に関する記載があります (2022年6月21日時点の情報と記載あり)。
出典:QRコード決済はどのくらい利用されている?シェア状況を解説
決済金額を比較したシェアは見当たりませが、少なくとも、PayPay (連携サービスの乗り入れ含む) は2022年度に決済金額 7.9兆円でトップです (PayPayだけで前述の経済産業省の集計と同じ7.9兆円という数字ですが、前述の集計は2022年(暦年)、このPayPayの集計は2022年度(会計年度)という違い…なのかなと思いましたが、どうなんでしょう)。
その他、以下のWebサイトにも関連する情報があります。
- 2023年1月スマートフォン決済利用動向調査 第1弾
※被引用を制限する意向のサイトのためリンク記載のみ
PayPay
出典:PayPay(ペイペイ)- QRコードで支払うキャッシュレス決済のスマホアプリ
まずはPayPayです。
圧倒的なシェアで、キャッシュレス決済はPayPayにのみにしか対応していないというお店もあるため、当面は必須です。
2025年1月までは、他社クレカをPayPayに登録して使用できます。
ちなみに私は、PayPayの代わりに LINE Pay を使用するよう概ね切り替え済みなので、PayPayはほぼ使っていません。
お店の人が利用者のPayPay画面のQRコードを読み取る方法(CPM) についてのみ、LINE Payで対応できないので、PayPayを使用しています。
LINE Pay
出典:LINE Pay - スマホのおサイフサービスLINE Pay
次にLINE Payです。
PayPayの店舗バーコードは、LINE Payで読み取って支払うことができます (MPM)。
※逆に、PayPayの画面をお店にスキャンしてもらう方法 (CPM) は、LINE Payでは不可です。
詳細は以下の記事にまとめてあります。
また、LINE Payは、三井住友カードに紐づけて使用できる点や、PayPayと異なる範囲の請求書払いに対応している点から、三井住友カードユーザにとっては、ちょうどスキマを埋めてくれる独自のポジションを築いてくれるはずです。
私の使用例は以下の記事で紹介しています。
一方で、LINE Payの難点は、画面構成 (UI) がゴチャゴチャしていて見づらい点や、何かするたびにLINE Pay カードを勧めてくる点です (個人の感想です)。
楽天ペイ
出典:楽天ペイメント株式会社
"コード決済は楽天ペイのみ可" というお店も発見したので、楽天ペイも必須の扱いです。
楽天ペイも、各種クレジットカードを登録して使用できます(楽天ペイアプリに登録できるカードは何ですか? - 楽天ペイアプリ: よくあるご質問)。
その際、楽天ペイ自体のポイント還元はありませんが、クレジットカード側のポイントは通常どおり獲得できます。
※あと、楽天ペイの各種キャンペーンに参加できるものがあれば、その分の楽天ポイントは獲得できます。
(上記の画像をタップ、もしくはカメラでQRコードを読み取るとインストールできます)
手順:インストール → 楽天会員IDログイン or 会員登録 → SMS認証 → クレカ設定 (詳細)
(上記の画像をタップ、もしくはカメラでQRコードを読み取るとインストールできます)
手順:インストール → 楽天会員IDログイン or 会員登録 → SMS認証 → クレカ設定 (詳細)
私自身、楽天ペイをよく使うようになりました (2023年12月時点)。
ちなみに楽天ペイアプリには、楽天ポイントカードを提示する機能もあるので、決済に使わない方でもポイントカード提示用に設定を済ませておくのがオススメです。
au PAY
出典:au PAY
続いて、au PAYです。
ポイ活という意味では、コード決済アプリとして使用するよりも、高還元ルートを確立するためのハブとして使用するケースが多いかもしれません。
大手系の○○ペイの中では、最も幅広く他社クレカからの残高チャージに対応していると言えます (クレカ紐づけでなく残高チャージ)。
Mastercard (三井住友カード ゴールド (NL)) や、セゾンカード (JQ CARD セゾンゴールド)、エポスカード (エポスゴールドカード(JQ CARDも)) 等、"100万円利用で1万P" の特典を備えたゴールドカード系の利用金額の調整にも使えます。
出典:au PAY 残高へのチャージ(入金)方法 | ご利用ガイド
メルペイ
出典:メルペイ - メルカリアプリでかんたんスマホ決済・QRコード決済
メルカリアプリと一緒になっているメルペイです。
特徴は、メルカリのアプリをインストールしてあればメルペイが使えてしまう点と、メルカリの売上金 (残高) を支払いに使える点です。
iD、コード決済、ネットショップでの支払いに対応しています。
本記事の作成時点で、特にお得という訳でもなく、メルペイ自体は私自身も使っていないのですが (メルカードはメルカリ用に持っています)、使えるお店や利用者数がそれなりに多いサービスなので、大きめのキャンペーン等、戦略的な動きがあった際には注目すべきでしょう。
ちなみに、メルペイ残高やメルペイが発行するメルカリポイントを使ってビットコインを1円から売買することもできます。
出典:Service | 株式会社メルコイン
メルカリの取り組みは色々と面白いので、興味がある方は以下の記事もご覧ください。
ポイントサイト案件もあり
あと、メルカリのサービスを利用されたことが無い方は、ポイントサイト経由で登録すると1,600円相当のポイントを獲得できる案件があります (2023年10月23日時点)。
出典:「メルカリ 登録」は、どこのポイントサイトを経由するとお得? - 案件比較検索 / どこ得?
登録だけでこんなにポイントがもらえるのはすごいですね。購入しなくてもOKです。
案件に参加する場合は、なぜかメルカリのアプリ版でなくWebブラウザ版のみが対象なので、ご注意ください。
ポイントサイト未登録の方は、よろしければ当サイトからの紹介リンクをご利用ください。条件達成で追加のポイントを獲得できます。
d払い
出典:d払い - dポイントがたまる!かんたん、便利なスマホ決済
次は、d払いです。
個人的には、親会社 (NTT) も含めた通信サービス事業や顧客数、経営基盤の強みを活かし、既存ユーザ優遇によってうまく囲い込みできている印象です。
dカードやドコモのサービスと組み合わて (ドコモ経済圏民として)、d払いをお得に使えます。
NTTの最新の中期経営戦略 (2023年5月) では、ドコモ・スマートライフ事業の強化に5年間で1兆円の投資が予定されています (2020年9月にNTTはNTTドコモの完全子会社化を発表)。
この中には、キャンペーンでのポイント付与に充てられる予算も含まれるかもしれません。
出典:NTTグループ中期経営戦略『New value creation & Sustainability 2027 powered by IOWN』 | 経営方針 | 株主・投資家情報 | NTT
また、2023年10月には、ドコモ経済圏の金融サービス強化として、マネックス証券との資本業務提携契約の締結が発表されました。新たなクレカ積立サービスにも期待です。
…と、ここまで説明したものの、本記事の作成時点で私にとって特に必要性が無いのでd払いは使っていないのですが、今後キャンペーン参加等の機会があれば利用するかもしれません (ポイント交換でdポイント10%増量のキャンペーン等)。
ファミペイ
出典:ファミマのアプリ|ファミリーマート
最後に、ファミペイです。
ポイ活という意味では、コード決済アプリとして使用するよりも、高還元ルートを確立するためのハブとして使用するケースが多いかもしれません。
MIXI Mからのチャージが2023年7月に不可となってから使用する機会が減りましたが、JCBブランドのクレジットカードからの残高チャージには対応しています (クレカ紐づけでなく残高チャージ)。
セゾンカード (JQ CARD セゾンゴールド)の "100万円利用で1万P" の特典を備えたゴールドカード系の利用金額の調整にも使えます。
出典:FamiPayへチャージする
クーポンがお得だという話も見聞きするのですが、私はコンビニであまり買い物をしないのと、そもそもチェックするのも面倒なので活用していません。たまにファミペイを開くと未読のクーポンやお知らせがたくさん溜まっています。
まとめ
本記事では、ポイ活に役立つツールのうち、大手系の○○ペイの準備についてまとめてみました。
よろしければスキマ時間があるときに少しずつご覧いただき、ポイ活装備を整えましょう。