概要
在宅勤務に際し、デスクを購入しました。
モニターアームを取り付けてスッキリしたデスクで仕事をしたいのですが、いざ探してみるとクランプ式のモニターアームを取り付けられるデスクは限られています。
本記事では、私の購入経験を踏まえて、モニターアームを取り付けられるデスク選びについてまとめます。
- 概要
- 求めていること
- 選び方
- 必要スペックの整理
- (お役立ちパーツ)厚み強度の補完、キズ破損の防止のための補強プレート
- デスク
- まとめ
- 参考
求めていること
私が重視したポイントは以下です。
- 1. モニターアーム取り付け可
- 2. 幅100cm×奥行き60cm以上
- 3. シンプル
1. モニターアーム取り付け可
IT系の仕事では必須のマルチディスプレイ環境。デスクの上をスッキリさせるため、マウント型のモニターアームを取り付けられるデスクを選びました。
モニターアーム等については、別記事にまとめてあります。
取り付けが簡単なクランプ型のアームを使いますが、デスクの天板の厚みや、フレームの形状や位置によっては取り付けできないので要注意です。詳細は後述します。
本記事ではクランプ式のアームを前提にしますので、デスク天板に穴が必要なグロメット式のアームについては触れません。
2. 幅100cm×奥行き60cm以上
デスクの大きさ(天板の広さ)です。
最低限、幅80cm×奥行き40cm程度は必要でしょう。
ただ、私はデスク上の余白(何も置いてないスペース)が広い方が落ち着くので、幅100cm×奥行き60cm以上を条件にしました。
3. シンプル
とにかく"机"として使えることが重要なので、シンプルなものを選びます。
引き出しやコンセント等の機能性は特に求めません(あっても良いですが)。
また、フレームが必要以上に頑丈だったり、邪魔な位置にあったりすると、アーム取り付けとの干渉するケースや、脚を動かしづらくなるケースもあるので、これも使い勝手とのバランスを考えて選びます。
選び方
必要スペックの整理
以下が必要スペックです。
モニターアーム取り付け可能な天板、フレームの形状 (下に画像も載せておきます)
平面と厚みの確保に気をつけましょう。- 天板の裏に、端から10cm平方くらいの平面(フレームが無い部分)
- 10×10cmくらいの平面スペースが必要となるアームが多い
※使用するアームの商品説明/取扱説明書等で、取り付け要件を確認 - 天板の裏の四辺すべてにフレームが通ったデスクはクランプ式のアーム取り付け不可
- 10×10cmくらいの平面スペースが必要となるアームが多い
- 天板の厚みが18mm以上、もしくは補強プレートをセット購入(後述)
- これもアームの取り付け要件次第 (アームによっては厚み10mmでも可)
- 厚みが20mm以上必要なアームでも、18mmあればなんとか取り付け可(自己責任で)
- 補強プレートがあれば、厚みを足すことも可能
- 天板の裏に、端から10cm平方くらいの平面(フレームが無い部分)
幅100cm×奥行き60cm以上
シンプル
やはりモニターアームの取り付け可否がポイントです。なかなかネットの商品説明からは判断しづらいですが、必要ならショップや出品者に質問する等、きちんと確認しましょう。
参考までに、私が使用しているデスクへの取り付け例の画像も載せておきます。
(お役立ちパーツ)厚み強度の補完、キズ破損の防止のための補強プレート
デスク選びの前に、補強プレートを紹介しておきます。
これは、デスクの厚みや強度の補完、あるいはキズや破損の防止のため、デスクと一緒に購入しておくと良いプレート状のパーツです。
設置の際、クランプ式のアームの取り付け部分とデスクの天板の間に挟むものです。滑り止めもついています。
補強プレートは類似商品がいくつかあり、サイズやカタチが微妙に違います。
個人的には以下くらいのサイズ、カタチが使いやすいと思いますが、細かく調整されたい方は類似商品も含めチェックをおすすめします。
デスク
デスクをいくつか紹介していきます。
ほぼモニターアーム取り付け可否で候補が絞られます。
私が購入したデスク LOWYA (110cm×60cm)
私が購入したのは以下の商品です。
LOWYA(ロウヤ)という家具メーカーの商品です。
以下、本記事作成時点でのスペック補足です。
- 先ほどの画像の通り、クランプ式のモニターアームは基本的に取り付けできそうです。
- 天板裏のフレームが"H"の形で配置されているので、デスク前後にフレームが無く、アーム取り付けのための平面スペースを確保できます。
- 天板厚みが18mmです。補強パーツは購入していません。
- メーカーが公式に"モニターアーム取り付け可能"と説明している訳ではありませんが、私は無事取り付けられました(自己責任で)。
- 幅110cm×奥行き60cmです。十分です。
- デザインもシンプルです。カラーは4色から選べます。
- 高さについては条件に挙げませんでしたが、低すぎると男性には使いづらいと思います。この商品は72cmなので十分です(70cmくらいのデスクが多いです)。
- 耐荷重は約30kgまでです。他のデスクに比べると少し弱いですが、モニターアーム+ノートPCくらいなら問題ありません。
- 脚にアジャスターがついているので、ガタつき防止に便利です。
他に、類似の条件では以下のようなデスクがあります。
メーカー公認 サンワダイレクト (100cm×60cm等、全9サイズ)
これも、メーカーが公式に"モニターアーム取り付け可能"と説明している商品です。
9サイズ展開、4色展開です。
※サンワサプライのデスクは次に紹介する新商品もあります。新商品では"L字"、"コの字"の連結ができますが、連結しないならこのデスクでも問題ありません。
フレームが横方向に2本ついており、耐荷重が約50kgもあります。
サンワダイレクト(直販サイト)では、より詳細なラインナップ等を確認できます。
出典:100-DESKF003BR:サンワダイレクト(直販サイト)
※モニターアーム取り付けには以下の補強プレート(CR-LAPLT1や100-LA065)が必要です。
サンワサプライ モニタアーム補強プレート
プレートも、サンワダイレクト(直販サイト)でも確認できます。
出典:CR-LAPLT1:サンワダイレクト(直販サイト)
出典:100-LA065:サンワダイレクト(直販サイト)
(新商品)メーカー公認 サンワダイレクト L字対応 (100cm×60cm等、全5サイズ)
2023年3月に発売された新商品です。
これも、メーカーが公式に"モニターアーム取り付け可能"と説明している商品です。
最大の特徴は、別売りの専用サブデスクを連結することで、自在に"L字"や"コの字"を構成できることです。
詳細は以下の記事で説明しています。
コンセント付き 山善 (100cm×49cm等、サイズ全3種)
天板裏のフレームが"H"の形で配置されているので、モニターアームを取り付け可能な形状です。
奥行きが49cmと少し小さめです。耐荷重は約60kgもあります。
一番の特徴は、コンセントがついている点かと思います(コンセント無しのものもあります)。
コスパ◎ レイアウト自在 ナカバヤシ (80cm×45cm等、サイズ全3種+α)
これも、天板裏のフレームが"H"の形で配置されているので、モニターアームを取り付け可能な形状です。
かなりお安いです。
特徴としては、奥行きが小さめ(45cm)なのですが、サイズ違い(45cm×45cmや100cm×45cm)のものをセットで買って並べることにより、"L字"や"コの字"のレイアウトが可能です。
また、キャスターワゴンもあるので、デスクとキャスターを統一することもできます。
ただし、耐荷重はAmazonのQAによると30kgらしいです(私が購入したLOWYAも30kgですが)。
奥行きが小さい点も考慮すると、モニターアームを取り付ける場合には前述の補強パーツを使用したり、壁に寄せて安定させたり、少し気を付けて設置した方が良さそうです。
コスパ重視の場合に。
天板3cm厚 山善 AMDT-1060とAMDL-70 (100cm×60cm等、サイズ全3種)
これは、天板の厚みが3cmもあるデスクです。
脚部取り付け時の天板耐荷重は約80kg、頑丈そうです。
天板の裏に水平方向のフレームは無く、脚部のフレームのみとなっており、作りもシンプルです。
ただし、買い方に注意点があります。 天板部と脚部がそれぞれ売られていることです。
上記リンクのAmazonの商品ページのように、"セット"と書いてあれば、天板部と脚部のセット売りのはずです。商品説明をよく確認しましょう。
逆に、バラバラに購入するメリットは、天板のサイズや色や素材、脚の色を選べることです。それはそれで楽しいですね。
天板部のみ探す場合
天板は表面に凹凸のあるものと無いものがあります。
画像:楽天市場
脚部のみ探す場合
こだわるなら昇降タイプ Bauhutteのデスク (100cm×60cm等、サイズ等全4種)
最後に、個人的に気になっているデスクも紹介しておきます。
今後、デスクを買い替える機会があれば、より快適な作業環境のため、このような"昇降式"を選びたいです。
これはゲーミングデスクとして販売されていますが、在宅勤務用のデスクとしても使えます。
腰痛や肩こり対策のため、姿勢を気にされる方も多いでしょう。
このデスクは"無段階調節"により、個人の身長や座高、姿勢に合わせて細かく高さ調整できます。
"最適な姿勢で作業する"という意味では、デスクの高さを微調整できることは非常に大きなメリットになります。
例えば、チェアの高さ調整はできても、デスクの高さ調整ができないというのはちょっと残念です。
どういうことかと言うと、デスクの高さが変わらない場合、他のものを調整することになりますが、チェアやフットレスト、アームレスト、キーボード、マウス、ディスプレイ…、全てを調整するのは大変です。それらの調整のために、追加のグッズが必要になることもあるでしょう。
つまり、高さ調整にこだわるなら、デスク自体の高さ調整機能が、極めて重要になるということです。
クランプ式のモニターアームが取り付けられるよう、天板前後の端にはフレームが無い構造です。
予算的には多少お高めですが、"電動"の昇降式は10万円を超えるものが多いので、それに比べると"手動"は安いです。昇降式の中ではお手ごろと言えるでしょう。
Bauhütteは、ビーズ株式会社(大阪)が展開しているゲーミング家具ブランドで、コンセプトにこだわりがある商品が多く、人気も高いです。
まとめ
在宅勤務のデスク周りを整えるには、まずデスクが必要です(当たり前ですが…)。
一番の要件であるモニターアーム取り付けは満たしつつ、シンプルで使いやすいものを選ぶことができて満足です。
色々と選ぶのも楽しいので、またいつか買い替える機会を狙っています。