朝から昼寝

ITや身近な小ネタをちょこちょこ整理

クレジットカードを不正利用されかけてビックリした話(SMS通知)

概要

先日、私のクレジットカードが何者かによって不正に利用されかけたようです(幸い被害は無し)。

私の使用するクレジットカードでは、過去の不正利用パターンと類似した決済が行われようとした際にSMSで通知が届きます。その場合、もちろん決済はされず、そのカードは停止(利用制限)されます。

初めてのことだったので、一応経過をまとめておきます。

朝、SMS通知が届いたがスルー

その日の朝、私のスマホに以下のSMS通知が届きました。

SMS通知
SMS通知

三井住友カード】カードのご利用確認にご協力をお願いいたします https://s.vpass.jp/?id=xxxxx

三井住友カード】と書かれています。

実際に私は三井住友カードを使用しているのですが、たまに届くスミッシング(SMS経由のフィッシング詐欺)の一種だろうと思い、無視しました。

上記のメッセージだけ見ると、正直怪しいので…。

しかし、これは三井住友カードからの正規の通知であったということに、後で気付きます。

昼、クレジットカードが使えないことに気付く

その後、スーパー等で買い物をしていると、なぜかクレジットカードで決済ができません。

おかしいなぁと思いながら、ひとまず別手段(※)で買い物を済ませます。

(※)不正利用の疑いにより停止されていたのはメインのクレジットカードなので、そのカードに付帯する各種カードによる決済(iD専用カード、バーチャルカードを登録してあるPayPay)は問題なく利用できました。1つのクレジットカードでも決済方法を複数用意しておくと、こういうときに便利です。

ふと、忘れかけていた朝のSMSのことを思い出します。

怪しいSMS(実は本物)が届いた日にクレジットカードで決済できなくなっている、というのは偶然ではなく、何か関係がありそうです。

ここで初めて調べて、ようやく三井住友カードからSMSで通知が届くことがあると知ります。

自分のカードが不正利用に遭ってしまったのかと、少しドキドキしながら家に帰って詳しく確認することに。

三井住友カードからのSMS通知が正規かどうかは電話番号で見分ける

届いたSMSが三井住友カードから正規に送信されたものかどうかは、送信元の電話番号で見分けられます。

カードの利用状況が過去の不正利用のパターンと類似した場合などに、本人による利用かどうかを確認するための通知に使用される番号は以下です(2023年1月時点 参考:三井住友カードからSMS(ショートメッセージ)が届くことはありますか? | 三井住友カード)。

  • 0120-936-795
  • 06-7636-9418
  • 06-7636-9440
  • 0032069000

私に届いたSMSは、"0120-936-795"からのものでした。

他のクレジットカード会社でも、同様に不正利用の検知システムが使用されています。

私のように確認が遅れないようにするためには、自分の使用するクレジットカードにおいて不正利用が検知された際の通知手段を予め把握しておく方が良いですね。

ちなみに、クレジットカード会社によっては電子メールを用いた通知を行うものもあるようですが、個人的には電話回線経由(国内のもの)のSMSの方が詐称リスクが低くて安心できます。

昼過ぎ、身に覚えのない利用である旨を回答する

家に帰ってから、一通り三井住友カードの公式情報を確認の上、SMSのメッセージ内に記載されたURLにアクセスします。

以下のような確認画面が表示されます。

ご利用内容確認のお願い
出典:カードが利用できない原因と解決方法|クレジットカードの三井住友VISAカード

私が確認した画面に表示されていた内容は、数十万円の決済でした。
決済日時はそのSMSが届いた日の未明です。
店舗名の記載はなく、決済結果は不成立となっていました。

この決済内容が、自分が利用したものか、あるいは心当たりのないものかを回答します。

  • 「私の利用です」を選択した場合、20分程度でカードの利用制限が解除されます。
  • 「私の利用ではありません」を選択した場合、カードは無効化され、新しいカードが発行されます。

「私の利用ではありません」を選択すると、カードの番号も変わってしまい色々と面倒なので、本当に心当たりが無いか、改めて色々考えてみましたが、やはり心当たりはありません。

ということで、「私の利用ではありません」を選択しました。

ついでにナンバーレスカードに変更する

再発行されるついでに、"ナンバーレスカード"への変更手続きもしました。

"ナンバーレスカード"は、カードそのものが他人の目に触れてもカード番号や氏名は分からないので、よりセキュアです(あとはなんとなくカッコ良い)。

  • 今まで、通常の"スタンダードカード"を使用していました。
    カード裏面に会員番号が記載あるものです。 一般的なクレジットカードは表面に記載されているものも多いかと思います。

  • 変更後は、"ナンバーレスカード"となります。
    カード裏面に会員番号が記載が無く、Vpassアプリ上で番号を確認できるものです。
    また、カードの裏面に署名欄もありません(サインパネルレス)。

私が使用しているカードは、三井住友カードのプラチナプリファードなので、ナンバーレスカードへの変更が可能です。
Vpassのデザイン変更メニューから申し込みできます。

ご利用内容確認のお願い
出典:ポイント特化型プラチナカード PLATINUM PREFERRED|クレジットカードの三井住友VISAカード

なぜ不正利用されかけたのか

よく分からないので、気味が悪いところです。

今回、不正利用されかけたカードはメインのカードで、日常的に実店舗での買い物等に使用しています。

お店によっては、そのカードに付帯するiD専用カードを使用することもあります。
またインターネット上での決済は、同じくそのカードに付帯するバーチャルカードを使用します。

どうやったら不正利用が発生し得るかを考えてみましたが、クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードあたりの流出です。ただ、最近ではカード読み取り機に自分でカードを差し込むので店員さんにカードを渡すこともありません。流出経路がよく分かりません。

詳細な情報は得られないので、とりあえずカードを新しくして様子見するしかなさそうです。
今後はナンバーレスカードにするので、さらに気を付けて利用していこうと思います。

また今回、このように不正利用をきちんと検知してくれるということが分かったのも良かったです。勉強になりました。
※もちろん、不正利用を検知できず被害が発生したとしても、そのクレジットカードの規約にに基づく補償制度はあります。

まとめ

先日、私のクレジットカードが何者かによって不正に利用されかけた話をまとめてみました。
きちんと不正利用を検知してくれて決済もされず、結果的に被害が無くて良かったです。

クレジットカードは便利ですが、セキュリティには十分気を付けて利用すべきと改めて考える良い機会になりました。

余談(三井住友カードのプラチナプリファード)

このカードは、他の人にお勧めできるくらい気に入っているので、以下に簡単に記載します。
(2023年1月時点の情報です)

ポイント特化型

私が使用している三井住友カードのプラチナプリファードは、ポイント特化型のクレジットカードです。

年会費が33,000円かかりますが、基本的な還元率は1%に加え、プリファードストア(特約店)による追加ポイントや、その他特典によりポイントが貯まりやすい仕組みになっています。

プリファードストアとしては、例えばセブンイレブンやローソン、マクドナルドやドトールすき家ではポイント+4%になる等、日常的に使用するお店で自然にポイントが貯められます。
他にも各種ドラッグストアや一休.com(+6%)、さとふる(+4%)、ふるなび(+4%)等があります。

詳細は、ポイント特化型プラチナカード PLATINUM PREFERREDのページより確認できます。

入会時~1年目

特に、入会時~1年目の特典がとても大きいです。

  • 入会月の3か月後までに40万円以上の利用でプラス40,000ポイント
  • 新規入会&ご利用で最大16,000円相当プレゼント(最大15,000ポイントまで利用金額の15%ポイント+1,000ポイント)
  • 以下のバナーからの入会で10,000ポイント(ご紹介特典)
  • (他にも細かい特典の対象になればさらにポイントが貯まります)

最初の40万円以上の利用を達成すれば、初年度の年会費を即ペイできます。他に手に入るポイントは全てプラス収支になります。

近々、車や家電、PCの買替え、住宅のリフォーム、また進学や就職で引越し等を控えている方は年会費をペイできる可能性も高いのでお勧めです。

2年目以降

目安として、毎年200万円以上の利用があれば、年会費を超えるポイントが手に入ります。

  • 継続利用特典:毎年、前年100万円のご利用ごとに10,000ポイントをプレゼント(最大40,000ポイント)

年間200万円だと、この継続利用特典の20,000ポイントと、通常の還元率1%による20,000ポイントで、40,000ポイント手に入ります。これで年会費をペイできます。
さらに、プリファードストア利用分のポイントも手に入るので、基本的にお得です。

個人的な使用感としても、やはりこの年間200万円以上の利用をキープできるかどうかが、一般的な還元率1%未満のカードよりもお得に使えるラインです。

コツとしては、家族カードも無料なので、家庭内の支出をできる限り1つのカードにまとめるとうまくいきます(家族カードに対してETCやiD専用カードも発行可能)。

ご紹介特典10,000ポイントが追加になるリンク

以下のバナーから申し込むと、追加で10,000ポイントプレゼントされます。

  • 上記リンクを経由せずに申し込んだ場合、ご紹介特典の対象にはなりません。
  • 上記リンクを経由して申し込んだ場合でも、カード申込の際の個人情報等が当サイトの管理者に開示されることはありません。

半導体業界の"プロセス(7nmとか)"をできるだけ理解する

概要

7nm、4nm、3nm、…。この寸法の表現をプロセス名などと呼ぶそうで、なんとなく"小さいほど微細そうで技術が進んでいる"といった印象を受けます。ただ、これが何の長さを表しているのか、業界全体の規格で定められているのか、等、色々と気になりました。

本記事は、そのあたりのことを調べた際のメモです。

本記事の目的

  • 半導体業界の"プロセス"をできるだけ理解する。

本記事における用語と詳細さ

本記事では、半導体業界で使用されるプロセスの呼称のことを"プロセス名"と記載します。
プロセス、プロセスノード、ノード、technology node(IRDS)といった表現については、同じ意味として扱います。
また、MPU、ASIC、DRAM、NAND等の構造の違い等は細かく区別していません。

その他の用語についての説明は、別記事にまとめる予定です(いつか)。

プロセス名の変遷

当初のプロセス名

当初のプロセス名
当初のプロセス名

出典:IRDS 2022 Edition Executive Summary 1.2.2.より

半導体技術に関する国際的なロードマップであるIRDSの資料に記載されている経緯は以下のようなものです。

1992年から、NTRS、ITRS、そしてIRDSといったロードマップ活動により、プロセスに対する命名方法が提示されてきました。

それにより、当初はプロセス名として以下のいずれかが用いられました。

1970年代~1990年代の途中までは、上記の、配線ピッチの1/2と、ゲートの長さは本質的に同一である、という前提がありました。
そのため、このプロセス名という1つの数値により、密度の概念と、パフォーマンスの概念の両方を表すことができました。

  • 密度の概念:配線ピッチの1/2が小さいほどトランジスタ密度は高くなるという相関性
  • パフォーマンスの概念:ゲート長が短いほどトランジスタは高速という相関性

上記より、プロセス名は半導体技術の進歩の度合いを示す際に、客観的で便利な尺度だったように思われます。

その後~現在のプロセス名

その後~現在のプロセス名
その後~現在のプロセス名

出典:IRDS 2022 Edition Executive Summary 1.2.2.より

引き続き、IRDSの資料を参照します。

90年代後半から、PCの普及によりプロセッサ技術がより発展します。

その競争の際、半導体業界の各社によりプロセス名の定義が変化していったようです。

  • ゲートの長さと、配線ピッチの1/2の平均

  • ゲートの長さ

  • フィンのピッチもしくは幅

  • (最終的に)前世代のプロセス名が何であれ、それに用いられている長さの70%

前世代の70%の長さがプロセス名

IRDSからの引用です。

Finally, the technology node definition became 70% of whatever the name of the node of the previous generation was! (See Figure ES26.)
IRDS 2022 Edition Executive Summary "1.2.2. BRINGING THE NODE NOMENCLATURE BACK TO NORMAL"より

文末の"!"が印象的です。

とにかく、前世代のプロセス名の70%程度の長さが、その次の世代のプロセス名として用いられるようになったということです。

例えば、Intelの3世代分のプロセス名、Intel 7(7nm) → Intel 4(4~5nm) → Intel 3(3nm)は、確かにだいたい0.7倍で推移しています。

この70%という割合とムーアの法則の関連性についての補足は、後述します。

ではプロセス名の長さに意味はあるのか

この命名方法により、集積回路のスペックとプロセス名は、関係が無くなりました。

実際、"7nm"のプロセスと言っても、半導体ウエハー上で7nmの長さで加工される部分は無いようです。

つまり、半導体業者の各社が自社の技術や製品をアピールし、ロードマップやその実績を示すために用いる表現ということになります。

そのため、IRDSではプロセス名に用いられる寸法のことを"industry labeling"とも説明しています。

素人目にはやはり、なんとなく"小さいほど微細そうで技術が進んでいる"といった印象を受けるということになります。

IRDSにおけるプロセスの定義

IRDSにおけるプロセスの定義
IRDSにおけるプロセスの定義

出典:IRDS 2022 Edition Executive Summary 1.2.2.より

今後のプロセスのスケール
今後のプロセスのスケール

出典:IRDS 2022 Edition Executive Summary 1.2.2.より

IRDSでは、NTRSやITRSの定義を引き継ぎつつ、プロセスの定義方法が提示されています。

IRDSは15年先までのロードマップなので、表は2022年、3nmプロセスから始まっています。

表の2行目が主要なノード属性ということで、Gがcontacted gated pitch(CGP、接触ゲートピッチもしくはCPP(接触ポリピッチ))、Mがtightest metal pitch(MP、金属レイヤの最小配線ピッチ)を表しています。

"プロセス名"そのものの定義はありませんが、世代ごとのプロセスの構造や属性が分類されています。
表の3行目のLogic industry "Node Range" Labelingの箇所が、前述のように半導体業界で用いられる"industry labeling"に相当するものと思われます。

なお、この定義方法に強制力は無いので、各社が従っているわけではありません。

今後のMP、CGPのスケール

今後のMP、CGPのスケール
今後のMP、CGPのスケール

出典:IRDS 2022 Edition Executive Summary 1.2.2.より

金属レイヤの最小配線ピッチ(MP)は7~8nmが限界(fundamental limit)とのことで、今後10年間でその水準に達するという予測のようです。

各社のプロセス名のばらつき

上記の経緯により、半導体業界の各社は、自社の製品や技術を説明する際、集積回路のスペックと直接関係のない長さに由来するプロセス名を使用するようになりました。

結果、そのプロセス名が主張する長さが同じであっても、実際の集積回路の加工寸法にはバラつきが生じる場合があります。

例えば、下図のようにIntelの10nmプロセスはTSMCの7nmプロセスと同等、Intelの7nmプロセスはTSMCSamsungの5nmプロセスと同等、といったバラつきです。プロセス名だけを見ると、Intelが他社より1世代遅れているように見えます。

各社のプロセスのMPとCPP(ISS 2017で発表のあった内容らしい)
出典:Por qué ganar la carrera de los 7 nm es vital para Huawei, Apple, Samsung y Qualcomm

その後、Intelは2021年にプロセス名の呼称を変更済みです。 "Enhanced 10nm SuperFin"を"Intel 7"に変更(10nm→7nmに修正)、その後の世代は、Intel 4(4~5nm)、Intel 3(3nm)、Intel 20A(2nm)です。

TSMCでは、N7(7nm)、N5(5nm)、N3(3nm)といったプロセスの呼び方です。

プロセスと関連するもの

前世代の70%とムーアの法則

A semi-log plot of transistor counts for microprocessors against dates of introduction, nearly doubling every two years
出典:Moore's law - Wikipedia

前世代のプロセス名の70%程度の長さ、というのは、ムーアの法則が示すレートに近い目安でもあります。

ムーアの法則は、インテル社の創業者の1人、ゴードン・ムーアが示したもので、集積回路の中のトランジスタ数が約2年で2倍になるという予測です(当初1965年に示され、その後、1975年に修正された結果、"1980年頃まで毎年2倍、その後は約2年で2倍"と予測)。

2年後に2倍、4年後には4倍、6年後には8倍、8年後には16倍のように、指数関数的な増加トレンドを示すものです。

プロセス名の由来と関連のある集積回路の最小加工寸法が0.7倍になるということは、面積にすると 0.7 × 0.7 = 0.49 ≒ 0.5 となります。これにより、単純化すると同じ数のものを半分の面積に収められる(面積が同じなら2倍の数のものを収められる)という考え方はできます。新世代のプロセスを2年ごとに導入すれば、"2年で2倍"ということになります。
ただ実際の集積回路は世代とともに構造自体も変化していることもあり、物理的に何を表すのかが曖昧な長さや、それを基に計算した面積だけでは集積回路に収められるトランジスタ数を表すことは難しいため、ムーアの法則と一致している訳ではありません。微細さのスケール表現のおおまかな対応づけになる程度でしょう。

なお、プロセス名でなく半導体業界の技術自体は、このムーアの法則と同等のペースで進歩してきましたが、近年では、技術的、物理的な課題によりムーアの法則を維持することは難しいとも言われています。

あと補足として、2倍になる期間を2年でなく18か月であるとする指標は、トランジスタ数でなく、消費電力あたりのチップ性能が2倍になる期間を18か月であると予測した David House によるものです。これは、ムーアの法則とは異なります。

ゲート長と論理回路の性能

IRDS 2022では、あわせて以下の点についても記載されています。

  • ゲート長を小さくすることは、もはや論理回路の性能に支配的な影響を与えない

  • トランジスタの速度より、消費電力を削減することが重要

    • ウエハーの冷却が不要になる120~130Wの電力に収める

詳細は、トランジスタ構造や論理回路の性能に関する話になると思います。

まとめ

半導体業界の"プロセス"について調べた結果をまとめてみました。

専門的なのできちんと理解するのは難しいのですが、技術が進歩し続けている雰囲気を感じることはできます。

参考情報、関連記事等

半導体技術のロードマップ(IRDS)

概要

CPU関連のニュース記事を眺めていたところ、そもそも半導体技術に関する国際的な標準化やロードマップの活動にはどのようなものがあるのか気になったので調べてみました。
本記事は、IEEEにより策定されているIRDS(International Roadmap for Devices and Systems)に関するメモです。

本記事の目的

  • 半導体技術の国際的なロードマップの存在を把握する。

IRDS

IRDS(International Roadmap for Devices and Systems)IEEE配下のタスクフォースにより策定されるロードマップです。

このIRDSが半導体技術に関する国際的なロードマップと言えます。

IRDSの執行委員会(executive committee)は、ヨーロッパ、韓国、日本、台湾、米国の5つの地域のリーダーによって構成されます。

IRDSは、以下のInternational Focus Teams(IFTs)の観点でまとめられています(2022年版のIRDSの場合)。

  1. Application Benchmarking (AB) (Same as 2021)
  2. Systems and Architectures (SA)
  3. Outside System Connectivity (OSC)
  4. More Moore (MM)
  5. Beyond CMOS (BC)
  6. Cryogenic Electronics and Quantum Information Processing (CEQIP)
  7. Packaging Integration (PI) white paper (same as 2021)
  8. Factory Integration (FI)
  9. Lithography (L)
  10. Yield Enhancement (YE)
  11. Metrology (M)
  12. More than Moore (MtM) white paper
  13. Environment, Safety, Health, and Sustainability (ESH/S)
  14. Mass Data Storage and Non-volatile Memory
  15. Autonomous Machine Computing (14.、15.は作成段階)

例えば、ムーアの法則を踏襲する集積回路の微細化については、"4. More Moore (MM)"で検討されているようです。

各年のロードマップに関する資料は、Roadmap - IEEE IRDSより確認できます。

IRDSの目標

IRDSの目標(goal)として、以下の3点が挙げられています。

  1. To identify key trends related to devices, systems, and all related technologies by generating a roadmap with a 15-year horizon
  2. To determine generic devices' and systems' needs, challenges, potential solutions, and opportunities for innovation
  3. To encourage related activities worldwide through collaborative events, such as related IEEE conferences and roadmap workshops
    出典:IEEE International Roadmap for Devices and Systems - IEEE IRDS

15年先までを視野にしたキートレンドやイノベーション機会の検討、また国際的活動の推進が含まれています。

日本の関連組織はSDRJ

日本におけるIRDSの関連組織は、応用物理学会内のシステムデバイスロードマップ産学連携委員会(SDRJ: The System Device Roadmap Committee of Japan)です。

IRDSを中心に、国内外の各ロードマップ活動と連携し、システムおよびデバイスに関するロードマップを議論する委員会ということです。

経緯

IRDSはIEEEの配下

IRDSは、IEEEのTask Force on Rebooting Computing (TFRC)の主要コンポーネントの1つです。

TFRC comprises four major components: Conferences, Competitions, Community, and Roadmaps.
出典:About - IEEE Rebooting Computing

国際会議(ICRC:IEEE International Conference on Rebooting Computing)は、毎年11月~12月に開催されているようです。

IRDSはITRSの後継

IRDSは、ITRS(International Technology Roadmap for Semiconductors国際半導体技術ロードマップ)の後継です。

ITRSは、1998年から 2015年に発行されました。

日本におけるITRSの関連組織は、JEITA半導体部会の中の"半導体技術ロードマップ専門委員会"でした(ITRSが活動を終えているので、この委員会も活動は終息済み)。

半導体部会自体は活動中で、"国際競争力強化を実現するための半導体戦略"の提言等が行われています(参考)

その他

関連で、imecというベルギーの研究機関もあるようで、一応メモしておきます。

参考情報、関連記事等

IntelのPC向けCPUのロードマップを調べる

概要

今後のPC向けCPUのことが気になったので、Intelのロードマップについて調べてみました。
本記事では、それらに関する公式、非公式な情報をまとめてみます。

本記事の目的

  • IntelのPC向けCPUのロードマップを調べる。

Intel社が公開するロードマップ

ロードマップを探すと、以下のページが見つかります。

インテル製品ロードマップの入手先

上記ページから、一般に公開されている情報として以下を確認できます(2023年1月時点)。

Intel Technology Roadmaps and Milestones (February 17, 2022)

2022年の投資家ミーティング(Intel Investor Meeting 2022)の際に説明された内容です。IntelのWebページで確認できる情報としては、これが現時点でのロードマップに相当するようです。

"Client Computing Group"の項目が、クライアント(PC)向けの製品に関する部分です。

他にも、"Datacenter and AI"でサーバ向けCPUのXeonに関する情報も記載されていますが、本記事ではクライアント向けのCPUについて確認します。

なお、Intel Investor Meeting 2022の資料自体は別のページに掲載されているので、そちらを確認していきます。

Intel Investor Meeting 2022の資料(2022年2月)

資料は、Press Kit: Intel Investor Meeting 2022に掲載されています。

クライアント向けCPUロードマップ(2022年2月時点)
クライアント向けCPUロードマップ(2022年2月時点)

出典:Intel Investor Meeting 2022 - Client Computing Presentation

赤い枠線と矢印は、CPU世代を示す箇所への注釈です。

クライアント向けCPUのリリース予定

Intel Investor Meeting 2022では、以下のように説明されています。

  • Raptor Lake(第13世代)が2022年後半に出荷予定(本記事作成時点で既に発表済み)

  • Meteor Lake(第14世代)が2023年に、Arrow Lake(第15世代)が2024年に出荷予定

  • さらにLunar Lake(第16世代)とその先に続く

"5 nodes in 4 years"いうことで、2021~2024年にかけて5世代のCPUをリリースする予定が発表されました。

アーキテクチャの採用

新しいアーキテクチャの採用は気になります。

  • Alder Lake(第12世代)
    Performance Hybrid Architecture(Pコア、Eコア)

  • Meteor Lake(第14世代)
    New Flexible Tiled Architecture(CPUタイル、GPUタイル、SOCタイル、IOタイル)

New Flexible Tiled Architecture(複数タイル)については、以下のHot Chips 34の資料を確認します。

Hot Chips 34の資料(2022年8月)

これは、Intel Investor Meeting 2022より少し新しい情報です。

2022年8月に開かれたHot Chips 34で、Intel社からMeteor Lakeについての詳細な資料が公開されています。

New Flexible Tiled Architectureの部分を確認してみます。

New Flexible Tiled Architecture(複数タイル)

New Flexible Tiled Architecture
New Flexible Tiled Architecture

出典:Hot Chips 34 - Meteor Lake and Arrow Lake : Intel Next Gen 3D Client Architecture Platform with Foveros

Base Tile上に、CPU Tile、GPU Tile、SOC Tile、IO Tileが組み込まれ、Base Tileとの間はDie2Dieにより接続される構成です(FDI - Foveros Die Interconnect)。Tile(タイル)は、Die(ダイ)のことです。

従来のモノリシックなダイで製造する場合に比べ、コストや開発期間の圧縮ができるそうです。

非公式情報を含むロードマップ

以下、非公式の情報が混じります。

  • Alder Lake 12世代 2021年
  • Raptor Lake 13世代 2022年
  • Meteor Lake、第14世代 2023年
  • Allow Lake 15世代 2024年
  • Lunar Lake 16世代 2024年以降
  • Nova Lake(Panther Cove) 17世代? 2025年以降?

ネットで検索すると、上記の各世代について記載されている記事が見つかります。

リーク情報も含まれるのかも知れませんが、どれが正しい情報かといった判別はできません。

まとめ

IntelのPC向けCPUのロードマップについて調べてみて、2024年、2025年くらいまでの非公式なものを含む情報を確認できました。

ひとまずMeteor Lakeの続報を待ちたいと思います。

2024年にWindows12(仮)がリリースされるとしたら、まずリリース時点ではMeteor Lake世代のPCになると思います。

参考情報、関連記事等

Intel Core 第13世代と第12世代のメモ

概要

モバイル向けIntel Coreの第13世代と第12世代に関するメモです。

本記事の目的

  • Intel Coreの第13世代と第12世代に関する情報を整理しておく。

モバイル向けIntel Core 第13世代を搭載したPC

Intelから、2023年1月3日(米国時間)、IT関連イベントCES2023にてモバイル向けIntel Core 第13世代が発表されました。

これらのCPUを搭載したノートPCが各メーカーから順次発売されます。

第13世代(Raptor Lake)と第12世代(Alder Lake)

アーキテクチャ

第13世代には、第12世代のようなアーキテクチャ変更(※)はありません。

(※)第12世代で採用されたPerformance Hybrid Architecture(Pコア、Eコア)、 Intel Thread Directorあたり

パフォーマンス

パフォーマンスデータでは、第13世代のHXシリーズでは、第12世代と比較してシングルスレッドで11%、マルチタスクで49%向上しています(SPECrate2017 )。

第13世代のパフォーマンス向上率(第12世代との比較)
第13世代のパフォーマンス向上率(第12世代との比較)

出典:Intel CES 2023 CCG Press & Industry Analyst Pre-Brief

第12世代のHシリーズでは、第11世代と比較して40%向上しています(SPECfp_rate_base2017)。

第12世代のパフォーマンス向上率(第11世代との比較)
第12世代のパフォーマンス向上率(第11世代との比較)

出典:Intel CES 2022 Client Computing Group Press and Industry Analyst Presentation

SPECのintとfpが違うので、他に同じ指標を用いた比較として、"CrossMark Creativity Scenario"のベンチマーク結果があります。第13世代では10%向上、第12世代では22%向上です。

第13世代のパフォーマンス向上率(第12世代との比較)
第13世代のパフォーマンス向上率(第12世代との比較)

出典:Intel CES 2023 CCG Press & Industry Analyst Pre-Brief


第12世代のパフォーマンス向上率(第11世代との比較)
第12世代のパフォーマンス向上率(第11世代との比較)

出典:Intel CES 2022 Client Computing Group Press and Industry Analyst Presentation

パフォーマンスデータの詳細は、Intelのサイトで公開されています。

その他

第13世代では、その他のエンハンスとして、内蔵GPU(Intel Iris Xe)、Thunderbolt 4、ワイヤレス技術関連(Advanced Connection Manager、Intel Bluetooth LE Audio)や、第13世代向けのIntel Evo Platformの見直しがあります。

VPUについては、Intel Movidius VPUとして、一部のノートPCにCPUとは別にVPUを搭載した機種が提供されるようです。これは次の第14世代での統合による本格実装が期待されます。

第12世代のPCがお手ごろに?あとは第14世代に期待

個人的な感想としては、第13世代をすぐに使う利点はさほど感じませんでした。特に最新ハードウェアじゃないと気が済まないといったこともないので…。

今後期待する点としては、以下です。

  • 2023年、第13世代CPUを搭載したノートPCのリリースにより、2022年にリリースされた第12世代のノートPCが安くなりそう。

  • 第14世代(Meteor Lake)の方が、VPU統合やWindows12(仮)あたりの関連動向が気になる。

参考情報、関連記事等

ふるさと納税のワンストップ申請がオンライン可で助かった話

概要

ふるさと納税のワンストップ特例の申請期限が1/10必着だと気付いたのが、2日前の1/8(日)でした(翌日1/9は祝日)。

間に合わない…と思っていたら、令和4年分の寄付(ふるさと納税)からオンラインで申請できるようになっていたのでサクッと間に合って助かりました。

ワンストップ特例の申請期限は1月10日必着

毎年、夏頃にふるさと納税の寄付をしていたので、ワンストップ特例の申請期限が1/10必着ということを全く意識していませんでした。

今回はたまたま年末に寄付をしたので、その時点で期限ギリギリになっていたようです。

それに気づいたのが1/8(日)。翌日1/9は成人の日(おめでとうございます)。おめでたいけど、この祝日は痛い。今からでも速達なら1/10必着に間に合うか…でもそこまではしたくない。

…と思いながら、自治体からの案内を読んでいると、"オンライン"の文字が。

令和4年分の寄付分からオンラインで申請可能に

渡りに船。人生で初めてこの言葉を使いました。

2022年1月~12月に寄付した分のワンストップ特例申請は、オンライン対応しているものもあるようです。

※令和4年中にされた寄附から、一部の自治体においてマイナンバーカードを利用したワンストップ特例のオンライン申請が可能となっています。
オンライン申請の対応状況等については、ふるさと納税先の自治体までお問合せください。
総務省|ふるさと納税のしくみ|税金の控除について

オンラインで申請できる条件

ワンストップ特例申請をオンラインで行うためには、以下の条件を満たす必要性があります。

  • 寄付先の自治体がオンラインでのワンストップ特例申請に対応していること

  • 申請者(納税者=寄付した人)が以下を持っていること

機器については、家族等のものを借りても良いです。
※ただし、自分のものではない機器の中に、申請時に入力したパスワード等が残るのは都合が悪いという場合には、パスワードを保存しないようにしたり、申請後に履歴を削除してから返却するなど、注意しましょう(一般的なセキュリティの話です)。

また、手続きの過程で、オンライン申請サービス利用のためアカウント登録(要メールアドレス)や、アプリのインストール等が必要となる場合があります。スマホの場合はマイナポータルアプリが必要です。

条件は満たしていた

私はマイナンバーカード発行済みだったので条件を満たしていました。

マイナンバーカードの読み取りについては、最近のスマホであれば基本的に対応可能です。
パソコンの場合は、基本的に外付けのICカードリーダライタが必要です。詳細は後述します。

オンラインでワンストップ特例申請する

オンラインでの申請を受け付けるサービスは複数あります。

どのサービスを使えば良いかは、寄付した自治体や利用しているふるさと納税システム(楽天ふるさと納税等)によって異なります。

楽天ふるさと納税の場合

私は楽天ふるさと納税から、2つの自治体に寄付していました。
幸いどちらの自治体もオンライン申請に対応していました。

楽天ふるさと納税で利用可能なワンストップ申請のオンラインサービスは以下の2つです(2023年1月時点)。

詳細は、【楽天市場】ふるさと納税|ワンストップ申請オンラインサービスから確認できます。

オンライン申請に対応している自治体の一覧も、上記から確認できます。

私は、"自治体マイページ"の方を使用しました

"自治体マイページ"でワンストップ特例をオンライン申請

操作の流れは、楽天ふるさと納税のページにある"サービス詳細とご利用はこちらから"のリンクから確認できます。

そのリンク先から以下のように操作すれば、ワンストップ特例のオンライン申請は完了です。

  1. アカウント登録
  2. 寄付番号(整理番号)入力
  3. ワンストップ特例申請(複数同時に申請可)

所要時間は10分~20分程度かと思います。

1. アカウント登録

"自治体マイページ"のアカウント登録がお済みでない方からメールアドレスとパスワードを登録してアカウント登録します。

アカウント登録画面(出典:自治体マイページ)
アカウント登録画面(出典:自治体マイページ)

2. 寄付番号(整理番号)入力

その後、寄付年、寄付先の自治体名、寄付番号、寄付者名、寄付者の電話番号を入力します。

寄付番号の入力(出典:自治体マイページ)
寄付番号の入力(出典:自治体マイページ)

寄付番号は、寄付先の自治体から届いた書類に記載されている番号です。

寄付番号(整理番号)
寄付番号(整理番号)

3. ワンストップ特例申請(複数同時に申請可)

寄付番号を入力すると、自分が寄付した銘柄が全て表示されます。

その後、オンラインワンストップ申請が可能です。

特にパソコンの環境を準備できていなければ、スマホの方が簡単です。

ワンストップ特例申請(出典:自治体マイページ)
ワンストップ特例申請(出典:自治体マイページ)

ここでマイナンバーカードの読み取りが必要になります。
基本的には、画面の指示に従えば大丈夫です。

ワンストップ特例申請(出典:自治体マイページ)
ワンストップ特例申請(出典:自治体マイページ)

iPhoneの場合
出典:iPhoneマイナンバーカードの読み取り方法 | マイナポイント事業

読み取りがうまくいかない場合、スマホであればマイナポータルアプリがインストールされていることを確認の上、総務省の以下のページを参考にしましょう。

個人的には、スマホの背面でマイナンバーカードを上から下にゆっくりスライドさせると認識させやすいように思いました。

Androidの場合は以下です。

マイナンバーカードの読み取り完了後、内容を確認して申請すれば完了です。

申請できたかどうか、間に合ったかどうかの確認

申請できたかどうかは、履歴のメニューから確認できます。

オンラインワンストップ申請履歴
オンラインワンストップ申請履歴

補足

自治体から郵送される書面にはオンライン対応の旨の記載が無い場合も

私の実体験として、自治体から郵送されたワンストップ特例申請の案内が書かれた書面には、オンライン申請に一切触れられていないものもありました。自分でオンライン申請に対応しているか確認した方が良いでしょう。

オンライン申請に対応している自治体の一覧は、【楽天市場】ふるさと納税|ワンストップ申請オンラインサービスから確認できます。(寄付する前に確認できます)

マイナンバーカード読み取りが可能な機器

オンライン申請がうまくいかない原因として、マイナンバーカード読み取り時のトラブルが多そうだと思いました。

私が今回得た教訓として、失敗しないコツは、"トラブルに備えて日程的に余裕をもって申請"することです。コツになってないですが、普段やらない操作にはトラブルがつきものです。

一応、基本的な情報を記載しておきます。

対応機種の確認

マイナンバーカードの読み取りについては、最近のスマホであれば基本的に対応可能です。
パソコンの場合は、基本的に外付けのICカードリーダライタが必要です。

以下から対応している機種を確認できます。

ICカードリーダライタのご用意 | 公的個人認証サービス ポータルサイト

上記ページにあるように、WindowsパソコンにてAndroidスマートフォンICカードリーダライタとして使用するパターンもあるようです(ICカードリーダライタ不要)。

私はパソコンでうまく読み取りできず

最初、パソコンで申請してみようと思い、たまたま手元にあったuTrust 2700Rという少し古いICカードリーダライタを使ってみましたが、マイナンバーカードをうまく読み取ることができませんでした。

一通りトラブルシュートしてみたものの、うまくいかなかったので結局スマホ(iPhone)でやり直しました(スマホの方はすぐに申請完了)。

この用途のみであれば、2,000円以下でICカードリーダを買えます。パソコンで申請したい方は、ちゃんと読み取り機器を用意しておくことをおすすめします。

まとめ

ワンストップ申請の期限を意識していなかったところ、ちょうどオンライン対応してくれていたので助かりました。

セキュリティを確保しつつ、こういったサービスが充実すると嬉しいですね。

余談1:サクッと申請できるけど

今回、"自治体マイページ"でワンストップ特例のオンライン申請をした際、以下のような動作になることが分かったのでメモしておきます。

  • 1件分の寄付番号と氏名、電話番号を入力すると、他に寄付した内容も表示される
  • マイナンバーカードを読み取ると、自分の住所等も表示される

それ自体は問題だと思っていません。入力する項目が少ないので申請が楽でした。

一方で、世界各国で共通番号制度とそれに関わる個人情報に対するスタンスが異なる中、一人ひとりが個人情報の取り扱いを意識しながらサービスを利用することが大事だと思います。

ちなみに、オンライン申請サービスを提供しているのは公共機関でなく民間企業です。

※オンライン申請を利用しない方が良いという意味ではありません。ちゃんと意識しないと、ということです。

余談2:期限が1/10だというソースは?

総務省のページを探してみましたが、ワンストップ申請の期限自体が1/10であるという情報ソースを見つけることはできませんでした(変更手続きの期限が1/10という記載はありました)。

総務省|ふるさと納税トピックス一覧|制度改正について(2015年4月1日)

おそらく、役所的な都合で、そこは総務省の管轄ではないということかと思います。
自治体と税の話なのだと思いますが、じゃあどこに書かれているのだろう、というのは見つけられませんでした。

【3選】シュッとしたノートPC(1kg以下、13.3インチ)

概要

モバイルノートPCは14型が増える一方、1kg以下&13.3型のいわゆる"超軽量"タイプの方も洗練しつくされて魅力的です。

個人的に、この超軽量タイプのノートPCが好きで、ちょこちょこ眺めています。

本記事では、私の主観で、1kg以下&13.3型のノートPCを3つ選びました(+余談あり)。

本記事の目的

  • シュッとしたノートPCを探す。


目次

求めていること

シュッとしている

私の主観で、このような擬態語を使うことにします(本記事では)。

超軽量で無駄なく必要な性能を確保したノートPCを"シュッとしている"と呼びます。

単なる機械としてだけではなく、機能美や使いやすさを感じながら、気分よく使えるものを探します。

用途は、ビジネス~普段使い用

文書作成、リモートワーク、ネットや動画視聴等くらいの用途です。持ち運びもします。
このご時世なので、PCローカルにたくさんデータは置きません。

また、システム管理作業を伴うようなITエンジニア系の業務も想定しておきます。

個別に高い性能が要求されるデータ処理やゲーム、動画編集の用途は想定していません。

重視するポイント

今回、重視するポイントは以下です。

  • 1. 1kg以下 & 13.3型
  • 2. Intel 第12世代 + 価格に見合ったスペック
  • 3. 予算20万円以内

1. 1kg以下&13.3型

超軽量タイプが個人的に好きです。

13.3インチのディスプレイは文書作業やネット利用にとって最低限の大きさであり、外出時のカバン収納にもストレスになりません。

また、1kg以下の重量は本当に軽いので、外出時はもちろん、家の中でも片手で気軽に持ち運びできるというメリットがあります。

14型トレンドの一方で

ワークスタイルの流れやハードウェアの進歩により14型ノートPCが増えています。
14型は、"13.3型に近い大きさで15型に近い画面サイズ"を実現できます。

一方で13.3型は減りつつあり、PCメーカーによっては既にラインナップから削られています。
逆に、このようなトレンドの過渡期だけに、いま売られている13.3型は成熟しており、完成度や人気の高いものが多いです。

また、14型でなく、あえてディスプレイの大きさを13.3型に据え置くことにより、その分、軽量さ、コンパクトさを追求できます。

2. Intel 第12世代 + 価格に見合ったスペック

超軽量タイプというだけでかなり絞られるので、あとはCPU世代でおおまかに選定後、いくつか細かいスペックをチェックします。(今回はIntelモデルの中から選びます)

CPUは、性能が向上した第12世代のものを選びます(Intel Thread Director等)。
その他のスペックもチェックしますが、最近のメーカー製PCは、ある程度快適に使用できる最低限のスペックを備えているので、特に心配していません。

どちらかと言うと、有意なスペックが妥当なコスト感で備わっているかをチェックします。

チェックするスペック

必須条件でなく、コスト感やトレードオフ要素が妥当なら評価します。

  • CPU世代:12世代を優先
  • CPU型番:Uで十分、Pはバッテリ駆動時間や重量とのトレードオフに注意
  • メモリ:8GB必須、できれば12GB以上
  • ストレージ:128GB SSD必須、できれば256GB以上
  • ディスプレイ解像度:Full HDで十分、ノートPCなので4Kは不要
  • バッテリ駆動時間:10時間以上必須、長いほど良い
  • 端子:USB Type-C(Thunderbolt4)は必須、その他USB Type-A、HDMI、有線LANは評価
  • Athena認定:Intel Evo Platform取得済みのものは使用感の目安として評価
  • OS:Windows 11 Homeで十分、Proは評価


以下は好み(できれば)

  • キーボード:キーストローク1.5mm以上、キーピッチ19mm、Fn押下不要な独立したメニューキー、PageUp/PageDn/PrintScreen/Breakキー
  • ポインティングデバイス:2つボタンあれば評価
  • スピーカー/マイク:ヘッドセット無しで音声/動画の視聴やオンライン会議できれば評価

3. 予算20万円以内

妥当と思われるコスト感として、20万円以内のものを探します。

また、カスタマイズやモデル違いによりコスト感が変わるかどうかもチェックします。

この価格帯より安いものを探す場合は、"1kg以下"という条件を"1.3kg以下"くらいに緩めたり、15.6型も選択肢に含めたりすると、一気に安くなります(10万円以下も)。

選び方

上記の条件を満たすノートPCの中で、おすすめできそうなものを3つだけ選びました。
(参考になりそうなお買い得品やモデル違いも一緒に載せています)

  • 機能的:dynabook GZ/HVシリーズ
  • 狙い目:ThinkPad X1 Nano Gen 1 (第11世代)
  • 超軽量:LIFEBOOK UHシリーズ

機能的:dynabook GZ/HVシリーズ

1つ目はdynabookです。

dynabook GZ/HV

パッと見では分からないようなところに堅実なこだわりのあるモデルです。

dynabook GZ/HV Webオリジナル 型番:W6GZHV5CBL
  • 181,500円(税込、送料無料、2023年1月時点)

  • 重量約875g、Core i5-1240P(第12世代、PassMarkスコア17,374)、8GBメモリ、256GB SSD、約24時間バッテリ駆動、306.0x210.0x17.9mm

GZ/HVはカスタマイズ可能なWeb販売向けモデルですが、メモリ8GBだと一般向けモデルのG6/V相当です。

CPUがPを採用しているにもかかわらず、24時間ものバッテリ駆動が可能です(CPU型番末尾が低消費電力のUでなく性能重視で高価なPです)。

また、お急ぎ30分チャージも可能です(30分の充電で、バッテリー駆動時間の約40%を充電)。

他にも評価すべきポイントとして、LPDDR5メモリ、端子の種類と数(有線LANポートあり)、高い排熱性能、筐体のMIL規格準拠、等が挙げられます。

端子は、USB3.1(Gen1)Type-A×2、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)×2、有線LAN×1、HDMI×1、マイク入力/ヘッドホン出力端子×1、です。

このように、よく見ないと分からないようなところに堅実なこだわりがあって良いですね。

色も、"オニキスブルー"と、これもまたよく見ないと分からない良い色合いです。

補足(余談)として、キーボードはPageUp/PageDnが独立していない点以外は条件通りです(矢印キーの部分にスペースあるのでPageUp/PageDnキーをつけてほしい…)。

狙い目:ThinkPad X1 Nano Gen 1 (第11世代)

2つ目はThinkPad X1 Nanoです。

ThinkPad X1 Nano Gen 1

定番のハイスペックモバイルノートです。

ThinkPad X1 Nano Gen 1
  • 157,960円(税込、送料無料、2023年1月時点)

  • 重量約907g~、Core i5-1130G7(第11世代、PassMarkスコア8,909)、16GBメモリ、512GB SSD、約22.8時間バッテリ駆動、292.8×207.7×13.87mm

なぜThinkpad X1 Nanoが16万円以下で買えるかというと、1世代前のモデルだからです。これはIntel Coreの第12世代でなく第11世代を搭載したものです。
最新モデルならこの価格帯では買えないスペックなので、第12世代に対するこだわりが無ければアリでしょう。 ※最新のGen2より10万円ほど安いです。

ディスプレイが2160x1350(16:10)と、一般的なFull HDよりも高い解像度です。
スピーカーはキーボード面に配置されており、Dolby Atmos対応で、PC本体のスピーカーがある程度使えます。
Intel Evo Platform対応品です。

HDMI端子が無いので、必要ならType-Cとの変換アダプタを常備しておくと良いでしょう。

補足(余談)として、キーボードはPageUp/PageDnが独立している点は良いのですが、その他は条件を満たしていません。

カスタマイズ、モデル違い

CPU世代にも妥協しない場合は、Gen2です。

ThinkPad X1 Nano Gen 2
ThinkPad X1 Nano Gen 2
  • 268,378円(税込、送料無料、2023年1月時点)

上記のNano Gen 1と同等スペックですが、CPUがCore i5-1240P(第12世代、PassMarkスコア17,374)、メモリがLPDDR4でなくLPDDR5に最新化されています。
OSはProなので、Homeにすると少しだけ安くなります。

なお、発熱に関するレビューを複数見かけたので、高負荷状態で長時間使用する場合には注意した方が良いでしょう。
通常の使用であれば問題無いかと思います。

超軽量:LIFEBOOK UHシリーズ

3つ目は富士通のUHシリーズです。

世界最軽量モデル(WU-X/G2)と、モデル選びの参考をいくつか載せておきます。

LIFEBOOK WU-X/G2 (世界最軽量)

"軽さ"重視なら間違いありません。私もこのシリーズを愛用しています。

LIFEBOOK WU-X/G2 カスタムメイドモデル
  • 169,664円(税込、送料無料、2023年1月時点)
    2023/1/11 14時までの20%OFFキャンペーン価格、アカウント登録でさらに2%オフ

  • 重量約634g~、Core i5-1235U(第12世代、PassMarkスコア13,637)、8GBメモリ、256GB SSD、約11時間バッテリ駆動(25Wh)、307×197×15.5mm

世界最軽量というだけあって驚異的な軽さです。
この軽さで、先ほど条件に挙げたスペックを満たしています。

メモリやSSD容量はカスタマイズにより増やせます(このモデルをカスタマイズした方が増額分が小さいです)。

補足(余談)として、キーボードはPageUp/PageDnが独立していない点以外は条件通りです(矢印キーの部分にスペースあるのでPageUp/PageDnキーをつけてほしい…)。

カスタマイズ、モデル違い

モデル違いで、以下も要注目です。

LIFEBOOK WU2/G 2022年9月モデルのアウトレット品
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LIFEBOOK WU2/G 2022年9月モデル(軽量)OUTLET icon
  • 129,263円(税込、送料無料、2023年1月時点)
    これも2023/1/11 14時までのキャンペーン価格
    (最新モデルのアウトレット品)

CPUは第11世代ですが、10万円台前半なのでコスパ十分でしょう。

LIFEBOOK WU2/G2

UHシリーズは個人的に赤(ガーネットレッド)が良いと思うのですが、この色を選べるモデルは限られています。

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LIFEBOOK WU2/G2 icon
LIFEBOOK UH90/G2 (返品再生品)
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LIFEBOOK UH90/G2 (返品再生品) icon

返品再生品で、通常の新品より3万円ほど格安になっています。※お一人様1台限り

UH90/G2は、UHシリーズの中でIntel Evo Platformに対応したモデルです。

FMV Zero(WU4/G2)※WEB MART限定モデル
FMV Zero(WU4/G2) カスタムメイドモデル

こだわりのオールブラックでとても"シュッとした"、Web販売限定モデルです。デザインが気に入ったら替えがききません。
キーボードは、かな印字が無しです。

まとめ

本記事では、"シュッとした"ノートPCの3選を紹介しました。
どれもカッコ良いです。

主観で好きにまとめただけなので、私は記事を書いていて楽しかったです。

余談

"3選"に絞り込むまでの間に、以下のPCもチェックしました。