概要
2024年の新NISA開始に合わせて、クレカ積立の実質上限額5万円が緩和される見込みです。
注目すべきは、やはり、図抜けた高還元率を誇る三井住友カード プラチナプリファード、"クレカ積立 5%還元" の扱いです。
個人的な興味としても、プラチナプリファード × SBI証券の最強フラグが立つかどうか、非常に気になるところ。
本記事では、そのあたりの経過をしっかり見守りつつ、まとめます。
最新状況 (2023年12月15日時点)
プラチナプリファードを含む三井住友カードの各種クレカについては、2024年1月の新NISA開始時点で "クレカ積立の上限金額は5万円のまま" となる一方、10万円に引き上げ検討中である旨の発表もありました。
2024年、関連法令の改正による上限額緩和、およびSBI証券 (+三井住友カード) のクレカ積立上限額の引き上げは、早くても2024年後半になると予想しています。
正式発表があり次第、本記事 or 別記事に反映予定です。
更新履歴
[2023年12月15日] 【経過】クレカ積立10万円に引き上げ検討を追記しました。
[2023年11月19日] 【経過】関連法令と金融審議会を追記しました。
[2023年10月26日] 【経過】その後の気配を追記しました。
表記
本記事では、クレジットカードの名称等を以下のように表記しています。
- 三井住友カード プラチナプリファード: プラチナプリファード
注意
本記事の内容は個人的な調査結果や経験に基づいたものです。
正確かどうか、最新かどうかについては、公式情報等をお確かめください。
- 概要
- 金融審議会「資産運用に関するタスクフォース」(第1回)議事次第
- 【従来】プラチナプリファードのクレカ積立5%還元
- 【今後】プラチナプリファードのSBI証券利用はどうなる?
- 【期待値】SBI証券が引っ張って改善
- プラチナプリファードのクレカ積立5%還元の由来は?
- 【経過】その後の気配 (2023年10月26日更新)
- 【経過】関連法令と金融審議会 (2023年11月19日更新)
- 【経過】クレカ積立10万円に引き上げ検討 (2023年12月15日更新)
- まとめ
- 通常よりお得なカード発行方法まとめ (早見表)
金融審議会「資産運用に関するタスクフォース」(第1回)議事次第
出典:- 金融審議会「資産運用に関するタスクフォース」(第1回)議事次第:金融庁 事務局説明資料(運用対象の多様化) ※当サイトにて赤線で注釈
金融庁の審議会で、クレジットカード積立の上限額の緩和が議論されています。
新NISAのつみたて投資枠に合わせて毎月10万円、もしくは30万円のクレジットカード決済を認めるかどうか、議題として挙げられています。
審議会での結論を待ちたいと思います。
【従来】プラチナプリファードのクレカ積立5%還元
出典:- 【三井住友カード×SBI証券】投信積立でポイントが貯まるおススメのクレジットカード|クレジットカードの三井住友VISA カード
三井住友カード プラチナプリファードでは、従来からSBI証券でのクレジットカード積立時の還元率が5%です。
この還元率は、他のクレジットカードと比べても非常に高いです。
活用例
この高還元率を活かして、以下のようなお得な使い方ができたりもします。
また、投資の元本割れが心配な方にとっても、5%分をポイントでカバーできるという考え方もできるので、とても心強いです。
【今後】プラチナプリファードのSBI証券利用はどうなる?
注目すべきは、今後プラチナプリファードによるSBI証券でのクレカ積立を行う際、この5%還元にどのような変更があるかという点です。
新NISAの前提
2024年からの新NISAの上限額は、以下を合計すると毎月30万円です。
つみたて投資枠の上限
毎月10万円成長投資枠の上限
年間240万円 (月毎の累積投資契約の場合は毎月20万円)
可能性のある結論
金融庁の審議会にて、上限緩和が支持されるという前提で、可能性のある結論をいくつか勝手に予想してみます (2023年10月時点)。
◎、○、△、× は、いちプラチナプリファード利用者である私の勝手な評価です。
◎ クレカ決済はすべて30万円まで5%還元
さすがにこれは提供元が破綻しそうです。
○ クレカ積立10万円まで5%還元
従来の上限額5万円をそのまま10万円まで引き上げる形です。
この水準なら、プラチナプリファード × SBI証券の最強フラグが立ちますね (他の追随が無ければ)。
プラチナプリファードに興味があるけど年会費 33,000円(税込) はちょっと高いなぁ…と足踏みしていた人も一気に流入しそうです。
△ クレカ積立5万円までは5%還元、5万円超は0%還元
従来の特典をキープ、です。盛り上がりに欠けます。
× クレカ積立の上限額は引き上げるものの還元率をダウン
やってはいけないパターン(改悪)です。
改善続きの三井住友カード、SBI証券は、このような判断を下すことはないと信じています。
? 新規クレジットカードの登場
プラチナプリファードとは別に、より投資に特化した別のクレジットカードが登場する可能性もありますね。
【期待値】SBI証券が引っ張って改善
※個人的な期待値です (2023年10月時点)
2023年に改善続きのSBI証券が、この正念場の新NISAの顧客獲得向けてライバル証券会社 (経済圏) を突き放すための施策を立てない訳がない、と思っています。
そして、三井住友カード側も、(SMBCグループとしてOliveだけでは心もとないので) その施策に協力せざるを得ない局面のような気がします。
ということで、とにかく期待しています。
期待したい水準 (2023/12/15追記)
2023/12/15時点で、以下くらいの水準を期待しています。
- "○ クレカ積立10万円まで5%還元" と "△ クレカ積立5万円までは5%還元、5万円超は0%還元" の間くらい
もしくは、
- 即売り対策付きで、"○ クレカ積立10万円まで5%還元"
プラチナプリファードのクレカ積立5%還元の由来は?
ちなみに、プラチナプリファードのクレカ積立5%還元は、2022年12月から適用されました。
2022年6月の両社による包括的な資本業務提携の後の改定です。
プラチナプリファードは年会費による収入があるものの、5%還元というのは三井住友カード側の負担だけで実現するのは大変なはずです。(何かと強気な印象の) SBI証券の協力があるのだろうと推察します。
【経過】その後の気配 (2023年10月26日更新)
2023年10月26日 日経の記事
金融庁で、"1回の積立の上限を10万円とする" という方針は決まったようです。制度に反映されるのは2024年かと。
※日経の有料会員限定記事ですが、1か月間無料です (支払い前に解約も可能)。
2023年10月初旬? SBI証券の説明ページ
おそらく10月初旬?に公開されたSBI証券の新NISAの説明ページでは、わざわざ "新NISA口座つみたて投資枠での投信積立で現金とクレカ決済の併用が可能に"、"クレカ積立の設定上限金額は5万円です" という記載がありました。
これが、"クレカ積立の上限額は引き上げないよ" という伏線なのかどうなのかは、定かではありません。
ポイント③ 新NISA口座つみたて投資枠での投信積立で現金とクレカ決済の併用が可能になります
2024年の新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の併用ができ、年間投資金額の上限も引き上げられます。また、今までつみたてNISAではできなかったクレカ決済と現金決済の併用が可能となります。この機会に、これまで約3.3万円までだったつみたてNISAでのクレカ積立金額の増額などをご検討ください。(クレカ積立の設定上限金額は5万円です。)
出典:11/18(土)受付開始予定!2024年からの新NISAでの投信積立に関する変更点、画面操作方法について|SBI証券
即売り対策も進む
他の証券会社 (大和コネクト証券、tsumiki証券) では、クレカ積立の上限を10万円に拡大する動きとセットで、"即売り対策" となるルール改定も進んでいます (まぁ当然ですよね…)。
新NISAを巡って、証券会社単位だけでなく経済圏スケールでの競い合いも見られる一方で、クレカ積立の特典付与については各社の体力勝負といった印象です。
引き続き様子見
ということで、SBI証券、三井住友カードの判断がどうなるのか、引き続き様子見です。
急いだところで結論は変わらないですしね。
【経過】関連法令と金融審議会 (2023年11月19日更新)
関連法令と金融審議会について、自分なりに確認してみました。
関連法令については以下の記事にまとめています。
金融審議会の状況を確認した内容は、以下の記事にまとめています。
関連法令の改正に向けた手続き
上記を確認した結果から、素人予想としては、今後、以下のような手続きが進むと思うのですが、実際に上限額が緩和 (法令の施行) されるのは、それなりに先の話になりそうです。例えば2024年初旬に上限アップ!というのは無理な感じがしました。
- TFで投信クレカ積立の上限額に関する結論が出るまでのスピード感
- 他の議題の結論もすべて揃わないと、次に進まないかも
- 投信クレカ積立の上限額の緩和だけなら、内閣府令の改正で良さそう
- 他の議題も含めて法律の改正が不要なのかどうか (私が) 把握できていない
- 内閣府令については、パブリックコメントとかやるのかも
ということで、プラチナプリファードを含む三井住友カードとしては、2024年1月の新NISA開始時点では、"クレカ積立の設定上限金額は5万円のまま" になると思います。
法令の上限額緩和が決まってから、その後の経過を見守りたいと思います。
※三井住友カードの10日支払いの取引スケジュールなら、法令の上限額緩和前であっても毎月10万円のクレカ積立できそうな気もしますが
【経過】クレカ積立10万円に引き上げ検討 (2023年12月15日更新)
SBIグループからプレスリリース発表があり、クレカ積立の上限額を10万円に引き上げることを検討している旨、言及されています。
なお、当社は関連法令改正があり次第、クレジットカードでの投資信託の購入上限額を現在の5万円から10万円に引き上げることを検討しています。さらに、お客さまより多くのご要望をいただいている、投資信託の定率売却機能など、より利便性の高い機能を随時追加していきます。
出典:投資信託の保有でポイントがたまる「投信マイレージ」のサービス拡充のお知らせ~SBI証券なら、原則全ファンドがポイント付与対象!さらにポイント増量対象ファンド拡大!~ (SBI証券)- PR情報|SBIホールディングス
前提として、法令改正が挙げられています。これは、前述の法令 (内閣府令) の改正を想定していると考えられます。
他社に負けない姿勢を一貫
ちなみに、プレスリリースの主な内容は、「投信マイレージ」のサービス拡充でした。
これは、先日発表された楽天証券の投信残高ポイントプログラムの拡大 (2銘柄→4銘柄) を突き放すような形で、"「投信マイレージ」のポイント増量対象ファンド「SBIプレミアムセレクト」を10本から15本に拡大" という施策を発表した格好かと思います。
ということは、クレカ積立の上限金額の話とは直接関係のないプレスリリースだったのですが、言及しておく必然性があったのだと思います。
具体的には、既にクレカ積立の上限額10万円を決定済みの他社証券会社もあり、またSBI証券や三井住友カードに対しクレカ積立上限額に関する問い合わせや意見も増えているはずなので、検討状況だけでも明らかにしておく必要性があったのだと思います。逆に、検討しているというだけでプレスリリースは出せないので、今回のようにちょっと関連する他のプレスリリースに乗っかるしかなかったような印象です。
ちなみに、夫婦でSBI証券と楽天証券の両方を使う予定なので、適度に競争していただけるとありがたいです。
まとめ
本記事では、2024年の新NISA開始に合わせて、クレカ積立の実質上限額5万円が緩和される可能性があり、三井住友カード プラチナプリファードのクレカ積立 5%還元" の扱いがどうなるか、についてまとめてみました。
結論が出るまで、経過をしっかり見守ります。
最後に、お得なカード発行方法についても記載しておきます。ご検討の際に活用ください。
通常よりお得なカード発行方法まとめ (早見表)
当サイトからのご紹介という形で、追加のポイントがもらえる等、公式ページで直接発行するよりもお得な方法をいくつかご紹介します。よろしければどうぞ。
正確な情報や最新の情報については、当該組織等の公式情報をご確認ください。
本記事をリンク等を利用して申し込んだ際、何らかの理由でポイント等を獲得できなかった場合、当サイト側で調査等はいたしかねます。ご了承願います。
申し込み時の個人情報等が当サイトに提供されることはありません。ご安心ください。
以下、早見表形式のリンク、コード集です。
カード種別 | 紹介リンク、紹介コード等 |
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エポスカード (通常) & ゴールドカードお得ルート |
ご紹介番号: 23112564307(2024年3月31日まで有効) |
三井住友カード各種 (ゴールド(NL)、プラチナプリファード等) ※規約によりご紹介URLは一般公開禁止 |
友人募集(トクフレ)はこちら |
Oliveアカウント (フレキシブルペイ) |
(Oliveアカウント登録&10,000円の口座入金で1,000P) 紹介コード:SF00149-0036590 |
楽天カード (通常) | |
楽天プレミアムカード |
使い方
上記バナーリンク(画像)をクリック(タップ)して開いた画面からカード発行等を申し込むことで、特典のポイントを獲得できます。
特典を獲得するための条件や詳細はリンク先のページをご確認ください。
紹介コード等があるものは、申込時の入力欄でお使いいただけます。
各カードの詳細は後述します。
(ご参考) ポイントサイト
ハピタスをはじめ、各種ポイントサイト経由でのクレジットカード発行を検討される際には、よろしければご利用ください。
カード種別 | 紹介リンク、紹介コード等 |
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ハピタス (紹介特典あり) |
ハピタス以外の各種ポイントサイトの紹介リンクについては、以下をご覧ください。
(ハピタス、モッピー、ポイントインカム、Gポイント、ECナビ、ちょびリッチ、等)
詳細
詳しい説明については、以下の記事をご覧ください。