概要
冬になると、手が寒いから手袋を…でもPCやスマホを触りたい!という場面が多いです。
私はとても寒がりで、素手のままPC作業を始めると手がかじかんで(悴んで)しまうため、昔から"指なし手袋"を使っています。
本記事は、私の独断と偏見に沿って、ひたすら指なし手袋についてまとめます。
"指なし手袋"以外に、フィンガーレスグローブ、ハーフフィンガーグローブ、ミテーヌ、ハンドウォーマー、ミトン…等々ありますが、本記事ではそのあたりのものを扱います。
目次
求めていること
指なし手袋のユースケース
私の場合は、"寒い時に手を保温しつつPC操作、スマホ操作したい"です。室内用です。
他にも、屋外も含めると以下のようなユースケースがあります。
普通の手袋ではダメな理由
普通の手袋を使っていると、以下ような場面で困ります。
玄関の鍵を開け閉めするために手袋を外さないといけない
会計時に小銭やカードを取り出せない
上着やコートのボタン留めやファスナー締めができない
どれもイライラしますが、すべて"指なし手袋"が解決してくれます。
重視するポイント
私が重視するポイントは以下です。
- 1. 保温性と可動性のトレードオフの最適解
- 2. 肌ざわり
- 3. デザイン
1. 保温性と可動性のトレードオフの最適解
指なし手袋の最大の特徴は、"暖かく(保温性)、指先を動かせる(可動性)"ことです。
ただ、保温性と可動性の両方を同時に追求することはできません。トレードオフの関係です。
ユースケース次第で、最適解(=トレードオフのバランス)が決まります。
例えば…
- 外出用であれば、その最適解は、
保温性を重視しつつ、可動性は最低限、指先でモノを掴める程度に - 室内でのPC作業用であれば、その最適解は、
室内なら寒くない程度に最低限の保温性を確保しつつ、可動性を重視
この最適解を見誤ると、"暖かいけどモコモコして指を動かしづらい"、あるいは逆に、"指を動かしやすいけど寒い"といったことになり、満足感を得られません。
指なし手袋の長さごとのタイプ分類
ユースケースごとの最適解を絞り込むための参考指標として、指なし手袋の長さごとのタイプ分類(当サイト考案)をご紹介します。
この分類によると、第二関節を超える長さかどうかが、可動性に大きく影響するラインです(すっきり⇔あったか)。 ※生地の厚み(モコモコ感)にもよります。
また最も長いものは"しっとり"タイプに分類されていますが、これは防寒具というよりスキンケア用途のものが多いためです。
保温性よりも、保湿性やUVカット等の機能が重視され、肌触りの良い薄手のシルク素材がよく使用されます。
もちろん単純に全てこの分類のとおりに判断はできませんが、指標は大事です。
…と、このようにこだわり始めると、ユースケースごとに指なし手袋を複数購入することになりますが…それもまた一興かと思います。
2. 肌ざわり
いつも着用する手袋であれば、肌ざわりにも気を配りたいところです。
ウール、コットン等の自然素材なら滑らかなハイゲージニット地、化学繊維ならマイクロフリース等、肌の負担にならないものを選びたいです。
少しコストはかかりますが、カシミヤやシルク等の高級素材も良いでしょう。
3. デザイン
外出用の手袋なら、もちろんコーディネートしやすいデザインを選ぶのですが、室内用であってもデザインが気になるものです。
というのは、"自分の手元"は、ほぼ常に視界に入っているためです。"自分の服装"は鏡でしか見えませんが、手元はいつも見えています。
スマホを触っていても、読書していても、だいたい視野に自分の手が収まっているのではないでしょうか。
つまり、気に入ったデザインの手袋を選べば、それだけ視覚的にも楽しめる価値があるということです。
長々と指なし手袋のポイントについて説明したので、次に商品を選んでいきます。
選び方
せっかくなので、先ほどご紹介した指なし手袋の長さごとのタイプ分類(当サイト考案)に沿って選んでいきます。
(タイプ分類に沿ってまとめるため、肌ざわりとデザインについては考慮していますが省略気味です)
"すっきり"タイプ
まずは、可動性重視の"すっきり"タイプです。
PCのタイピングや指先を使った作業時には、このタイプ一択です。
以下のスペックが条件です。
- 長さ:第二関節を超えない長さ
- 生地:指を動かしやすいように薄手
可動性を確保するため、長さと生地の厚みを最低限に抑えます。
"すっきり"タイプ その1 シンプル&カシミア
外出時でも自宅でも使いやすいシンプルなデザインです。
レディースとメンズの両方あるのでペアで使うこともできます。
(画像:楽天市場)
楽天市場
(画像:楽天市場)
楽天市場
薄手でシンプルなデザインですが、カシミヤの質感が良い雰囲気です。
"すっきり"タイプ その2 滑り止め付き
機能性やコスパ重視なら、以下のようなタイプがあります。
メンズ、レディース兼用です。
(画像:楽天市場)
楽天市場 Amazon
※画像は楽天市場のものですが、Amazonのものもおそらく同一商品です。
私も類似品を持っていますが、素手に近い感覚で指を動かせる点がメリットです。
PCでしっかりタイピングするときや、車の運転時には使いやすいです。
綿×ポリウレタンなので、洗濯の際にあまり気を遣わずに済む点も助かります。
"すっきり"タイプ その3 ケーブル編み
これは、私が家族とお揃いで使っているものです。
雰囲気の良いケーブル編みです。
メンズ、レディース兼用です。
手の大きさによりますが、サイズ感で言うと、男性が着用すると"すっきり"タイプ、女性だと"あったか"タイプになると思います。
(画像:楽天市場)
楽天市場
メリノウール100%、ホールガーメント(縫い目なし)、ケーブル編みで2,000円未満なので、お手頃感あります。
このショップは"千代治"というお店ですが、同素材のネックウォーマーがあったり、メインが靴下屋さんなのでちょっと高級な靴下があったりして面白いです。
私は家族と手袋+靴下をお揃いで使っています(靴下もシルク混のが履き心地良いです)。
"すっきり"タイプ その4 本気のPC作業専用(ふるさと納税)
これは、PC作業用に特化した指なし手袋です。
指によって長さが違うデザインなので、"すっきり"と"あったか"のハイブリッド気味です。
ふるさと納税の返礼品として入手する方法が、最も安いです(2022年12月時点)。
※ふるさと納税なので、20,000円の寄付ですが控除を考慮すると実質2,000円で入手できます(控除適用時)。
(画像:楽天市場)
楽天市場
本気のPC作業(?)に使えそうです。
商品説明には、"本格的なe-sports用グローブを開発してきたノウハウを生かし、パソコンワーク向けのグローブを新たに展開しました。"と書かれており、期待大です。
指ごとに長さが絶妙に調整されているアシンメトリーデザインがたまりません。
右手の人差し指と中指部分が短いので"すっきり"タイプに分類しました。
これは気になり過ぎるので、実際に購入(寄付)してみる予定です。
(後日追記:実際に手に入れました!)
"あったか"タイプ
次に、保温性重視の"あったか"タイプです。
指先の可動性を最低限確保しつつ、高い保温性で外出時のお供にピッタリです。
以下のスペックが条件です。
- 長さ:第二関節を少し超える長さ
- 生地:やや厚手
保温性を確保するため、できるだけ長さと生地の厚みがあるものを選びます。
先ほどの"すっきり"タイプ その3 ケーブル編みは、女性向けには"あったか"タイプになると思います。
"あったか"タイプ その1 シンプル&カシミア
外出時でも自宅でも使いやすいシンプルなデザインです。カシミア95%。
レディースとメンズの両方あるのでペアで使うこともできます。
(画像:楽天市場)
楽天市場
以下は織り模様のあるタイプ(柄違い)です。
(画像:楽天市場)
楽天市場
"あったか"タイプ その2 リブ&ツイード
ハリスツイードを使用したリブ付きデザインです。
指が分かれておらず、裏起毛になっています。
レディースとメンズの両方あるのでペアで使うこともできます。
(画像:楽天市場)
楽天市場
(画像:楽天市場)
楽天市場
"しっとり"タイプ
最後に、保湿性重視の"しっとり"タイプです。
ほぼ指先までカバーしてお肌を守ります。就寝時や室内でも着用できます。
以下のスペックが条件です。
- 長さ:第一関節くらいまでの長さ
- 生地:薄手
防寒具というよりは、スキンケアグッズかと思います。
1,500円未満で、以下のようなものがあります。
(画像:楽天市場)
楽天市場
(画像:楽天市場)
楽天市場
指なし手袋は寒い…ので限界突破を試みる
延々と指なし手袋を推してきましたが、そんな指なし手袋にも限界があります。
それは、指先の自由を得る代償として、やはりその指先は寒いということです。残念ながら事実です。
そんな指なし手袋の限界を突破するための選び方もあります。
まず、ぐっとアウトドア路線に寄せると、ギリギリ必要最小限の指なし手袋?もあります。
親指と人差し指だけ、必要時に出せます。
(画像:Amazon)
Amazon
あとは、寒いときには指先にかぶせられるタイプの2WAY手袋もありますね。
これはアクリル素材で価格もお手頃です。
(画像:楽天市場)
楽天市場
ついでに、Vivienne Westwoodの2WAY手袋を見つけたので載せておきます。
(画像:楽天市場)
楽天市場
他にも色々
最近は指なし手袋の種類が豊富で、寒がりの私は眺めているだけでも楽しいです。
本記事では、ショップの安心感からほぼ楽天市場の商品を掲載していますが、実は個人的にはAmazonの怪しさの方が好奇心をくすぐられたりします。
まとめ
冒頭で述べた通り、本記事は、私の独断と偏見に沿って、ひたすら指なし手袋についてまとめる記事でした。
私は今後も指なし手袋を使い続けるので、指なし手袋の進化とともに本記事を更新するかもしれません。
(余談)指先の手荒れ対策や保湿
指先の手荒れ対策や保湿に関してですが、水仕事の際のお肌のダメージが大きいと思います。
その点に関しては、皿洗い等の水仕事の際には必ずゴム手袋を使用することが大事です。
私のおすすめは、オカモトグローブのマリーゴールド一択です。
(画像:楽天市場)
楽天市場 Amazon
マリーゴールドは、絶妙な裏起毛素材により、ゴム手袋特有の不快な"ひんやり感"や"ひっかかり感"が無い点が一番のおすすめポイントです。
個人的には、毎日皿洗いに使うとだいたい1か月くらいで小さな穴が開いて交換しています。消耗品です。
S、M、Lの3種類あります。これは、お近くの薬局に必ず売っていると思います。